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くりかえすけど 銀河叢書

田中小実昌

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864880640
ISBN 10 : 4864880646
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2015
Japan

Content Description

世間というのはまったくバカらしく、おそろしい。テレビが普及しだしたとき、一億総白痴化―と言われた。しかし、テレビなんかはまだ罪はかるい。戦争も世間がやったことだ。一億総白痴化の最たるものだろう。そんなまなざしが、しずかににじむ単行本未収録作品集。

【著者紹介】
田中小実昌 : 作家、随筆家、翻訳家。1925年4月29日、東京市千駄ヶ谷生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 踊る猫

    ここまでスキだらけだと逆に凄い。『ポロポロ』のクオリティの高さを期待すると肩透かしを食うけれど、この人にとってはただ書き続けることが世界との波長/チューニングを合わせる手段だったのではないかと思う。書くことで、自分の中のなにかを世界に合一させ、同化させる。それが本書で宗教的な語彙を用いて語っている「奪われる」体験ということだろう。まぐれ当たりとして昇華された「ポロポロ」ほどの傑作はないが、しかしコミさんの骨太のコスモ/小宇宙はどこを切っても健在で、女性や理屈に関する偏屈なこだわりに唸らされる。助平心が炸裂

  • aloha0307

    コミさん初読み(故人なんだね ああ)。小説としての筋はなく、随筆(エッセイでなく)近い。筆が自由自在に動き回ってる..水のようにするする&ぶくぶくと言葉が飛出て、どこに落ち着くかは皆目分からない(butとても楽しいよ。ご自身曰く「だらだら調子」だそう)。冒頭の「アセモの親玉」にまず面食らう。そして、学徒出陣中、夜間斥候で誤って軽列車に乗車中の旅団長に小便を引っかけた話〜放尿の心理を理屈っぽく自己分析する..戦地の苦しさや悲惨さをそのまま言葉にはしはしない。コミさんのひとヒネり(無意識の?)があるんですよ

  • もりの

    よく入ってこなくてパラ読み。昔の話。

  • isbm

    ★★★

  • tohoho

    単著未収録の小説を集成した作品集となっているが、「文藝」「文學会」等々の初出10編を一冊にしたもので、コミさんお得意のひょうひょうとした文章に、不思議な世界観ただようエッセイ。コミさんの小中学時代やその後の呉の姿も垣間描かれ興味深い。特に、呉線でもガソリンカーが走り、大量のバニラ・エッセンスを飲んだスティンカーの話、等々。

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