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よみがえる大野 日本語=タミル語接触言語説

田中孝顕

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344944244
ISBN 10 : 4344944240
Format
Books
Release Date
September/2023
Japan

Content Description

大野説は如何にして闇に葬られたのか。言語学界の固執を暴き、タミル語でしか分からない古代日本語の本当の意味を追求する。

目次 : 大野説否定論者の本音…何故の批判だったのか/ ズヴェレビル教授の「ドラヴィダ言語学入門」/ タミル語とは何か/ タミル語と日本語の絆・‐c‐の脱落による日本語単音節語の形成/ 石上神宮及び川上部と裸伴の意味について/ 鹿島神宮、香取神宮、息栖神社及び経津主/ カラ、ヤカラ、ウカラ、ウカラハナレ及び〓〓草葺不合尊(うがやふきあへずのみこと)の意味/ わたし・わたくし・わて・われとタミル語との対応/ 黄泉行きの習俗/ アイヌ・マタギというタミル語/ 聖徳太子…上宮之厩戸豊聡耳命/ 邪馬臺国と卑弥呼/ 高天原の住所と天の川…日向の橘の小戸の阿波岐原/ 神々の乗る船の形状と材質及び神奈備山の役割/ 天地千鳥真鵐など黥ける利目/ 日本語における複合対応の必然性について/ 万葉集未詳歌、「多我子尓毛」の解釈を巡って/ タミル語は日本のどこに齎されたか(推考)/ タミル語頭子音/c//y/の脱落と特定職種集団渡来考/ 筑紫やまとの東征による蛇神崇拝部族との衝突〔ほか〕

【著者紹介】
田中孝顕 : 1945年1月6日生まれ。東京都江東区深川永代。のち中野区鷺宮へ疎開。國學院大學卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • フンフン

    私は記紀や万葉集にはあまり興味がないのでその辺は飛ばし読みにしたが、ネコババ(こっそり盗む)とか、たらちね(優しい母)とか、なるほどと思えた。昔から日本語には外来語をとりこむことが行なわれていたのだ。ただ、漢字が入って来るまではそれを記録することができなかったから、意味不明の古代語がたくさん存在することになったのだ。

  • Sosseki

    教科書や論文のようだった。全部読んだわけではないが、分量に、それを調べ上げた探求心、意地、情熱に圧倒される。古事記の名前は確かに得体がしれないが、うまく説明しようとしている。大野晋さんのを読んでからの方が良いかもしれない。日田が秀吉と江戸幕府の直轄領だったのは、鯛(金)で産出される金のためとか、大分に住んでいたせいか、妙なところが印象に残った。

  • Akiro OUED

    タミル語と日本語が似ているのはなぜか。サンスクリット語とラテン語の類似から言語学が始まったのだから、日本語とタミル語の類似は真剣に追求すべきという主張には同感だ。だが、万葉集難訓歌の『莫囂圓隣』の読解にタミル語解釈がないのは片手落ちだと思う。後半、読み疲れたけど、力作に拍手。

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