Books

臆病同心もののけ退治 ポプラ文庫 日本文学

田中啓文

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591167304
ISBN 10 : 4591167305
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

北町奉行所の同心・逆勢華彦は、剣の腕はたつが、生来の臆病。捕り物でしくじり、「与力・同心の吹き溜まり」と称される「オダブツ組」に組替えとなってしまった。意気消沈して出仕した華彦だが、待ち受けていたのは、オダブツ組の意外な仕事“江戸の町に現れる魑魅魍魎を見つけ出し、退治すること”だった。一筋縄ではいかない仲間とともに、華彦は江戸の事件と怪異に立ち向かう。

【著者紹介】
田中啓文 : 「背徳のレクイエム」で第2回ファンタジーロマン大賞で佳作入選しデビュー。『銀河帝国の弘法も筆の誤り』で第33回星雲賞受賞。「渋い夢」で第62回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2016年に「怪獣ルクスビグラの足型を取った男」で第47回星雲賞を受賞。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • タイ子

    そんなアホな!?でも、面白い。北町奉行の同心、超ビビりな逆勢は捕物のミスで左遷。新しい組は数人の謎めいた男女がいる部屋。まとめるのは尾田仏馬(オダブツ組)。組を作ったのは遠山金四郎。まさにウソの様なウソの話である。目的は江戸で暴れる魑魅魍魎をやっつけるというすんごい捕り物。もののけだけではなく、人間の欲望がうごめく事件にも首を突っ込むオダブツ組。ここで登場する金さんはちょっと変化球の金さん(笑)。人間の悪は妖怪より恐ろしきものなり。屋台で出る新鮮な川魚のお刺身、だって親父がカワウソなんだもん。ぶはっ!

  • momi

    あの 北町奉行所の吹き溜り組が召しとる相手は…なんと人ではなく妖怪ッ!? あの遊び人の金さんも登場〜♬ 何故近ごろ江戸の町にものの怪が増えたのか…!? えーーっ、その謎かけは親父ギャグレベル〜。勝手な思い込みは怖いですね〜。この痛快時代小説続くのかしら…。

  • タツ フカガワ

    水野忠邦の天保の改革で江戸庶民が消沈しているころ、北町奉行所の同心逆勢華彦はあまりの臆病さゆえ「オダブツ組」へ組替えになる。このオダブツ組、近ごろ市中で増えてきた物の怪を退治する組だった。まったく怖くない笑える小説で、これは予想通り。物の怪を呼び寄せるのは“妖怪”といわれた南町奉行鳥居甲斐守耀蔵と名は出てくるものの、作中にその影も見えなかったのが残念でした。

  • さくさくと♪華彦さん、応援します!怖いのは妖怪じゃないのよね、煩悩虫に取りつかれないようにしましょ。お話は、かなり脱力系でした。今作の前に読んだおゆうと、同じキャラが最後に登場、変な縁を感じちゃった。

  • onasu

    田中さんの時代もののシリーズ、どれも突飛な設定が最初はおもしろいのだが、何れも停滞しては尻切れというパターンで、少し遠ざかっていたが、読めばやっぱりおもしろい。  と言うか、この臆病者の同心にもののけという設定、当たりなんじゃないだろうか。もののけが視える故に余計に恐がりだと言うのも腹に落ちるし。  主人公の若手同心の臆病ぶりと世慣れしていないイタさ、突飛な仲間たちをどう料理していくのか。初巻では名のみだが、鳥井耀蔵を妙な悪玉にしているので、この辺に危惧を覚えるが、続編は楽しみにしたい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items