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大魔神伝奇 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ

田中啓文

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798830292
ISBN 10 : 4798830291
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan

Content Description

1549年、宣教師フランシスコ・ザビエルは海路日本を目指すその途上、海中から出現した忌まわしいものに遭遇した。日本に辿りついた彼が布教しはじめたその教えは、それまで彼が信じていた神とは違う神への信仰であった。それから88年の時を経て徳川家光の治世。島原・天草の農民たちは苦しい年貢に追いつめられていた。キリスト教への改宗とその弾圧が繰り返され、ついに大穴山に眠る巨大神が長い眠りから目覚める。暗躍する豊臣の残党。天下の騒乱を目論む天狗たち。そして神の子天草四郎は恐るべき力を開放しようとする。巨大な魔神像と異形の邪神との決戦の舞台は原城へ…。戦慄の時代伝奇クトゥルー作品。

【著者紹介】
田中啓文 : 1962年生まれ。1993年「凶の剣士」でファンタジーロマン大賞に入賞、同年ジャズミステリ短編小説「落下する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2001年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で星雲賞を、2009年短編「渋い夢」で日本推理作家協会賞を受賞。SF、時代もの、ホラー、ミステリ、ギャグと活躍ジャンルは広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Bugsy Malone

    キリシタンとクトゥルフで島原の乱という申し分の無い設定の上に大魔神まで絡めてしまった伝奇小説。田中さんらしいグチャグチャと残酷な描写も更に磨きがかかり、登場人物の1人などは可哀想すぎるくらいです。面白いのですが肝心の大魔神の扱いだけはちょっとコケてしまいました。冒頭の魔人云々から嫌な予感がしてたんですが、どうも大魔神の神性が薄れてしまった気がします。

  • sin

    宣教師達に伝えられたキリスト教は鎖国と隠れキリシタンによって別の教義と化した…その事に邪教を絡めた着想は面白いがいかんせん料理の仕方が荒くていけない。豊臣家の復興や崇徳上皇の怨念とあれもこれもと詰め込みすぎで芯がぶれている感じが否めない。登場人物はどれもテレビドラマのステロタイプのように浅くて、登場する剣豪といい、他にも出会う必然を感じないのにからんだりするし、主役同士の恋愛沙汰など薄っぺらで読むに堪えない。ガロンを当て嵌めたはいいがそこにはもはや大魔人の神秘性はない!

  • miroku

    特盛り感はんぱない!

  • カマー

    島原の乱を舞台にクトゥルフ 大魔神 宮本武蔵 柳生十兵衛 天草四郎等魅力的な人物および邪神が入り乱れて活躍する一大SFエンターテイメント?となっている 途中色々と気味悪い描写や人間の醜さとかあったが豪快なラストバトルにすべて持っていかれてどうでもよくなった感じ またクトゥルフ風にアレンジした祝詞やキリスト教の祈りがなかなかいい感じ 全部覚えて唱えたくなった 個人的には帝都物語の影響で日本の怨霊が大好きなので崇徳上皇 平将門 菅原道真が登場するシーンには胸が熱くなった

  • ちゅるふ

    人外に対するに人外をもってぶつける、大バトル。 あの舞台になった地にはまだあるんだろうなぁ、アレ。

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