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東京医大「不正入試」事件 特捜検察に狙われた文科省幹部 父と息子の闘い

田中周紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065301722
ISBN 10 : 4065301726
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan

Content Description

収賄容疑で逮捕された文科省キャリア、特捜部のシナリオ捜査 完全否認する被告たち 発覚した女子受験生差別 霞が関ブローカーと呼ばれた男。いくつもの思惑が絡み合う緊迫の法廷ドキュメント!

目次 : 第1章 不正入試/ 第2章 「裏口入学」の真相/ 第3章 第二次醍醐会食/ 第4章 4000万円超の補助金/ 第5章 特捜部のシナリオ捜査/ 第6章 音声データを提供した男/ 第7章 霞が関ブローカーと呼ばれて/ 第8章 判決

【著者紹介】
田中周紀 : 1961年、島根県生まれ。上智大学文学部史学科卒業。共同通信社社会部で95〜97年、テレビ朝日社会部で2006〜10年の計5年9ヵ月間、国税当局と証券取引等監視委員会を担当。10年にテレビ朝日を退社し、現在はフリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おかむら

    大学への助成金に便宜を図る見返りに息子の裏口入学を頼んだエリート官僚の事件。その後の女子受験生への差別選抜の方がインパクトがデカくて世間の話題からは埋もれていったこの事件は冤罪だと確信するジャーナリストによるノンフィクション。力作。一気読み。特捜のシナリオってのはよく聞くがなるほどこういう風に進める訳ね。恐ろしいぞ。無罪を訴える被告4名のうち2名は実直そうなんだけど残り2名がなーんかなー。グレーな部分が否めない。でも息子に関してはマスコミやSNSで酷い言われよう(今もらしい)なことが気の毒でならない。

  • かりん

    5:《『李下に冠を正さず』はどこまで?》何よりも、普通に合格できていたはずなのに、本人の与り知らぬところで加点されて「裏口入学」と言われる次男に幸あれと願う。この本を読むと、検察の強引なシナリオや背景に驚き怒りを感じるが、報道されていた当時「音声あるならクロでは」と思っていた自分もいる。頼んでいないにせよ、そういう人脈があり会合を行っていることに「一般人とは違う」という思いがくすぐられてしまう。だが、どこまでも『李下に冠を正さず』を求めると、官僚は友の一人も持てない。概ね本書を信じるが、難しい問題だな。

  • Hiroo Shimoda

    女性不利な加点制度の話が燃えすぎて、本事件のことは全然知らなかった。著者の言う通り無理やり事件にした印象あり、加点なくとも合格したのも事実だろう。一方で完全事実無根、単なる情報交換の関係なんです、といのも事実と違いそうな、、

  • Reading

    文科省が私立大学の研究を支援するブランディング事業の選定校に東京医科大学を選定されるように当時の理事長から依頼されてその便宜を図る見返りに当時の局長のご子息を東京医大に入学させるということが事件の概要であり、賄賂というと金銭的な物が一般的ですが、大学の入学というのが特異なケースでありそこがポイントだと思います。 この本の特徴として被告側が冤罪である前提で書かれているので違和感を感じる人もいるかもしれませんが、医学部の入試の特性や日本の司法制度について考えさせられる一冊だと思います。

  • 松村 英治

    これで有罪になってしまうなんて恐ろしい。

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