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越境の古代史 角川ソフィア文庫

田中史生

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044002626
ISBN 10 : 4044002622
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本各地の首長層とアジア諸地域との直接的な交流、新羅商人の国際的人脈の盛衰、倭人の国際交流の要所だった朝鮮半島南部・加耶との関わり。古代人は、互いをつなぐ驚くほど多様な社会的装置を持ち、それを駆使し、使い分けて、越境的なネットワークを動かしていた。倭国時代から律令国家成立以降まで、古代の列島社会の交流の歴史を実証しながら再現。国家間の関係として描かれてきた古代日本とアジアの関係史を見つめ直す。

目次 : 序章 列島の古代史とアジア史を結ぶ視座/ 第1章 アジア史のなかの倭国史/ 第2章 渡来の身体と技能・文化/ 第3章 血と知のアジアンネットワーク/ 第4章 天皇制と中華思想/ 第5章 国際商人の時代へ/ 第6章 国際交易の拡大と社会変動/ 第7章 列島の南から

【著者紹介】
田中史生 : 1967年福岡県生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業。國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期修了、博士(歴史学)。関東学院大学経済学部教授。専門は日本古代史。地域史や国際交流史の研究から列島の古代社会の多元性・多様性・国際性を解明。著書に『国際交易の古代列島』(角川選書、第4回古代歴史文化賞大賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • へくとぱすかる

    古代史研究においては、無意識に今の国家や国境を前提に思考をめぐらしがちである。ということを鋭く指摘している。例えば高句麗の好太王碑の立っている場所が、今は中国の吉林省であることに、何かひっかかりを感じるならば、まさに頭の固さにとらわれていることになるだろう。古代東アジアの交流では、まさに国家より小さな、地方ごとのまとまった権力こそが、歴史の動きの中心となっていたことがよくわかる。

  • 活字の旅遊人

    アジア史としての日本史。最近は普通のことになったかもしれませんが、これを読んだ頃は何だか目が覚めた気がしました❗️

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