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ISBN 10 : 4000291033
Content Description
暗黒と抑圧に塗り込められたシベリアから、美しく誇り高いシベリアへ。19世紀半ば、ポターニンやヤドリンツェフら、シベリア生まれの一群の青年知識人たちは、祖国はロシアではないこと、シベリアが国内植民地化されていることに気づき、シベリアの富を自らの手にとりもどそうと、解放運動を起こした。その結果、流刑囚となり数奇な運命をたどる。同時期のシベリア流刑者としてドストエフスキーは、流刑者たちの群像を『死の家の記録』として作品化した。祖国シベリアを愛する若き愛国者たちが、シベリア独立の民族誌に描いた新たなシベリア像とはいかなるものだったのか?今日にまで持ち越された人類共通の難問、民族と言語の関係を考える。
目次 : 第1章 シベリア独立事件/ 第2章 ポターニン/ 第3章 ポターニンの仲間たち/ 第4章 逮捕と獄中生活/ 第5章 探検と孤独/ 第6章 ポターニンの思想的遺産
【著者紹介】
田中克彦 : 1934年兵庫県生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科、一橋大学大学院社会学研究科、ボン大学哲学部でモンゴル学、言語学を学ぶ。現在、一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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yoneyama
読了日:2025/02/07
穀雨
読了日:2013/07/25
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