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雑草散策 四季折々、植物の個性と生きぬく力 中公新書

田中修

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121028624
ISBN 10 : 4121028627
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

歩道の隙間、建物の陰、水面‥‥街を歩くとあちこちで雑草に出会う。
ひっそりと、ときには堂々と生きている雑草には、どんな「生きぬく力」があるのだろう? 小さな隙間に入り込むスミレ、子孫を残す工夫を幾重にも凝らしたタンポポ、生命力溢れるドクダミ、タネは出来ないがたくましく生き続けるヒガンバナ、ひっそりと冬を越すセイタカアワダチソウ。
四季折々の身近な雑草を案内役に個性豊かな植物の生きぬく力を紹介。

【著者紹介】
田中修 : 1947年(昭和22年)京都府に生まれる。京都大学農学部卒業、同大学院博士課程修了。スミソニアン研究所博士研究員、甲南大学理学部教授等を歴任。甲南大学名誉教授。農学博士。専攻・植物生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ねこ

    雑草という植物はない。十把一絡げにされる草花だが私は好きだ。年に数回路傍で写真を撮るほどには。アスファルトの割れ目、街の車道の隅、公園の片隅などで逞しく生きている。しかも愛らしい花を咲かせることも。名前の知らなかった植物が少し分った。生存戦略や由来も少し分った。ツクシがシダ植物で成長するとスギナになり地下茎で周辺のスギナと繋がって栄養を共有していることや彼岸花が何故お墓に多くあるのか。竹は120年毎に開花し花が咲けば竹は枯れるなど思いもしなかった。以前よりもっと街にある植物達が好きになった。

  • モンティ

    とにかく面白かった。子ども電話相談室でのお話や、随分前に深夜便でお話を聞いたことがあり、楽しい先生だと思っていましたが、本の内容もとても面白かったですね〜雑草といってもそれぞれ名前があるのだけれど、なかなか覚えられず、でも夫々の草が様々な工夫をしているのはとても良くわかります。夫々の戦略に頭が下がる思いと、したたかさに驚きを感じています。人に見つかるとサッサと処分される運命にある雑草達。でもこの地球上でうまくバランスをとって生き抜いていることを痛感します。でも、草抜きはしなくちゃね〜

  • con

    身近に生えている草花の紹介。タイトルは「雑草」となっているが、花が咲く等、観察する上での特徴があるものが中心となっている。植物の種類を見分けるための特徴がわかりやすく説明されていて、外出する際は気をつけて見てみようと思った。また、その植物が成長し子孫を残すための戦略に関する説明もわかりやすく、理解が深まる。全体を通して読みやすい文章で初学者にも理解しやすい。

  • お抹茶

    著者のシリーズは読みやすい。身近な雑草な生存戦略を解説する。スミレは種にエライオソームを付けてアリに食べさせ,捨てられた種が散布されるため,さまざまな場所で咲いている。ドクダミのように地下茎を持つ植物は,地上部が枯れても土中で生き続け,地下茎が切断されても断片から芽が出てくる。また,地上の水不足や寒さにも耐えて,成長し続ける。セイタカアワダチソウは種が多く群落をなして生長することで他の雑草の成長を止めるだけではなく,アレロパシー物質と総称される物質を散布して他の植物の種を発芽させなかったり枯れさせる。

  • ハラペコ

    季節ごとに、一種ずつ紹介。モノクロ写真。アスファルトにいるようなものよりは、郊外のモノがメイン。

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