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植物たちに心はあるのか Sb新書

田中修

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815628819
ISBN 10 : 4815628815
Format
Books
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私たちは、植物たちに心を感じている

開花の準備に一年もかけるサクラ。
育てる人にやさしい声をかけられた観葉植物。
触られて葉を閉じるオジギソウ。
暗い中でも上へ上へと伸びるモヤシ。
金鉱脈を「探し当てた」ユーカリ。

あの植物たちの思いとは!?
ベストセラー『植物はすごい』著者による、
植物の驚きの生き方を学ぶ最新刊。

【著者紹介】
田中修 : 1947年京都生まれ。農学博士、植物学者。専門は植物生理学。京都大学農学部卒業、同大学院博士課程修了。スミソニアン研究所博士研究員、甲南大学理工学部教授等を経て、同大学名誉教授。NHKラジオ番組「子ども科学電話相談」でも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    田中先生の本は、いつも平易な言葉で植物の凄さを教えてくれる。何より、先生の植物への愛情――というより尊敬が伝わってきて、温かい気持ちになる。植物は「動き回ることができない」のではなく「動く必要がない」んだ。種の多様性を確保するために自家受粉を避ける様々な工夫、春に花が咲く理由、紫外線に負けない工夫、食べられない工夫、冬の野菜が甘い理由…など、植物たちの懸命の生き方が紹介されるが、それは、恰も「植物たちに心がある」ようだという先生の思いが本書のタイトルである。読み終わって、心がチョット優しくなった気がする。

  • Aya Murakami

    通院先近くの啓文社で見かけて他館図書館で借りた本。 植物だって生きているのだから心くらいあるだろう。と思いながら読み進める。だいたいその通りのノリで且つ科学的現実的に植物たちの心を説明した本。 多種多様な遺伝子をもった子孫が欲しい、ローコストで子孫が欲しい、紫外線はイヤだ、冬場の凍るのはイヤだ、適切な時期に開花して無事に花粉を届けたい…。共通しているのは私たち人間にも備わっている生存本能ですね。生存本能を心ではないとしたら私たち人間にも心はないという理屈が通ってしまいそう。

  • ぽけっとももんが

    「はじめに」で種明かしされているけれども、編集者からまずこのタイトルで書いてほしいと提示があったのだとか。だからちょっと牽強付会ではある。わたしは本当に植物の心について研究がなされているのか、と手に取ったのだけれども、ま、そんなことはないよね、愛なき世界だもんね。とはいえ、植物は移動できないのではなく移動する必要がないのだ、餌を取らなくても光合成すればいいし、相手を探し回らなくても風や虫たちが受粉や種まきをしてくれるから。なるほど、おもしろーい。

  • スプリント

    生きとし生けるものには心があるのかもしれない。

  • Hatann

    植物の生態を支える巧みな性質や仕組みについて「心」を擬制しながら紹介する。人類は「心」を持つと自認するがゆえに、様々な生きるための仕組みを獲得してきた植物に「心」を感じるようになるが、本当に「心」があるかどうかは分からない。突き詰めれば、人類が自認する「心」の存在にも問題提起する。人類の生存が植物その他の生き物の連鎖によって支えられている一方で、植物は人類が誕生する以前より人類なくして生存した事実を踏まえると、人類は植物と共存するというよりも、植物に守られて生きている。生きることへの感謝が沸き上がる一冊。

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