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日本人と資本主義の精神 ちくま新書

田中修

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480069818
ISBN 10 : 448006981X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
田中修 ,  

Content Description

一九八〇年代に、世界中から礼賛された日本型資本主義だったが、バブル崩壊、さらにその後の二〇年以上に及ぶ停滞を見るにつけ、すでに終焉を迎えたと言わざるを得ない。大蔵官僚、財務省高官として、日本経済の中心で働き続けてきた著者が、日本人の精神の根幹から、日本型資本主義の誕生、歩み、衰退の流れを様々な資料をもとに丹念に読み解いていく。その上で「日本型資本主義」とは何だったのか、その再構築には何が必要かを分析する意欲作。

目次 : 第1部 経済危機と資本主義(なぜ経済危機は繰り返し起こるのか/ 日本型資本主義のケース―バブルと九七年危機)/ 第2部 日本型資本主義の史的考察(日本型資本主義の精神―倫理と「士魂」/ 日本人の思考様式―「日本教」論/ 日本人の意思決定方式―「一揆」と「空気」/ 高度成長の構造―「戦時経済体制」の継続)

【著者紹介】
田中修 : 学術博士(東京大学)。1958年、東京生まれ。1982年東京大学法学部卒業、大蔵省入省。1996年から2000年まで在中国日本国大使館に勤務。帰国後、財務省主計局主計官、信州大学経済学部教授、内閣府参事官等を経て、2010年より財務総合政策研究所副所長、2016年より国税庁税務大学校長を兼務。2008年より東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員。著書に『検証現代中国の経済政策決定―近づく改革開放路線の臨界点』(日本経済新聞出版社、2008年アジア・太平洋賞特別賞受賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • oooともろー

    戦時統制経済体制が戦後にも引き継がれ、高度成長をもたらした。しかしその限界が明らかになったのが現在。日本型資本主義の特徴を歴史的観点から考察。

  • 三上 直樹

    財務省官僚による日本の資本主義の歴史と今後の課題を論じた内容。課題分析には納得ですが、歴史の蘊蓄までは不要だと思うような、可もなく不可もないレバルでした。

  • よねも

    色々な経済などの歴史を紹介しながら、現在起きている資本主義の問題点や課題を説明した本。日本人の精神観を解説するために、引用されていた内容が興味深かった。司馬遼太郎が三島由紀夫が自決した際の論考にあった「思想というものは、本来、大きなフィクションであり、現実とはなんの関わりもない…(以下略)」という考えは、とても新鮮に感じた。要は、本音と建前の世界という事ではあるが、こういった様に文書化されているのは、面白い。

  • はちめ

    主に山本七平的視点で経済学史と日本経済を分析したもので、ユニークでもあり面白い。大蔵官僚出身なので小難しいことは言わず大雑把にまとめてあるのも嬉しい。ちょっと読む経済書としてお勧め。

  • hixxxxki

    主に山本七平に関する部分を読んだ。同時期に出た講談社現代新書の山本七平関連本より分かりやすくまとまっているように思う。

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