Product Details
ISBN 10 : 4002709299
Content Description
「私は戦争に行きたくないし、靖国神社に祀られたくない」。安倍首相の靖国参拝を問う訴訟の原告になった20代の若者は、法廷でそう陳述した。「戦争のできる国」へと突き進む安倍政権のもと、靖国神社に対する社会の意識が問われている。なぜ国家は戦死者を追悼しようとするのか。「尊い犠牲」とは何か。死者や遺族らの自己決定権は。国家による追悼に抗う人びとを追いながら、「靖国」の問題性を根源から考える。
目次 : 第1章 首相の参拝は何をもたらしているのか(若者が託した平和的生存権/ 遺児の集団参拝の時代経験から/ 参拝と違憲判決)/ 第2章 「靖国」と戦争の死者たち(母を通した戦争と「靖国」/ 「英霊」になった級友にわが身を重ねて/ 首相の参拝と社会意識)/ 第3章 追悼をめぐる自己決定権(母の悲憤の記憶から兄の追悼を考える/ 遺児僧侶、半世紀の問い/ 自己決定権という根源的な問い/ 国家の追悼観と揺らぎ/ 国家の追悼への疑問―ドイツ、沖縄、靖国)
【著者紹介】
田中伸尚 : 1941年東京生まれ。慶應義塾大学卒。朝日新聞記者を経て、ノンフィクション作家。『ドキュメント 憲法を獲得する人びと』(岩波書店)で第8回平和・協同ジャーナリスト基金賞。明治の大逆事件から100年後の遺族らを追ったノンフィクション『大逆事件―死と生の群像』(岩波書店)で第59回日本エッセイスト・クラブ賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
加藤久和
読了日:2015/12/08
メイロング
読了日:2017/02/01
たろーたん
読了日:2024/10/12
SK
読了日:2016/10/10
乱読家 護る会支持!
読了日:2015/11/12
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

