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しろ

田中伸介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784434269677
ISBN 10 : 4434269674
Format
Books
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

――――見て見ぬフリは「罪悪」か。
芥川龍之介のこころに残る名作『白』の絵本です。

第3回絵本出版賞審査員特別賞受賞作品


【あらすじ】
牛乳のように体が真っ白な犬の「しろ」。
自分の命おしさに、とっさに友人を見捨てて逃げてしまった。
気付くと体が真っ黒になっており、飼い主のもとへ戻れなくなる。
その先で「しろ」は何を思い、何を願ったのか!? ―――


繊細かつ力強い線画のプロフェッショナル絵本作家「田中伸介」が、鉛筆ひとつで、芥川の深淵を描きます。
ページを捲るたび、映画のコマ割りのようなショットから、世界に引き込まれていく、レンジが広く力のある作品です。

対象年齢:小学3年生〜大人まで幅広い世代の方に楽しんでいただけます。
(本文は、すべてひらかな・カタカナを使用しています)
芥川文学の入り口にも、こころの教育本としてもオススメです。

【著者紹介】
芥川龍之介 : 1892〜1927。東京都出身。日本近代文学を代表する作家の一人。『羅生門』(1915)をはじめ、夏目漱石に絶賛された『鼻』(1916)など数多く作品を残し、今もなお日本をはじめ世界中の人々に読み続けられている。1927年『河童』などを発表した後、「ぼんやりした不安」を理由に田端の自宅で自殺。35歳没

田中伸介 : 絵本作家。イラストレーター。1964年熊本県生まれ。会社員、漫画家アシスタントを経て独立。『しろ(原作:芥川龍之介)』(みらいパブリッシング)は、「第3回絵本出版賞」で審査員特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ☆よいこ

    絵本。芥川龍之介の短編「白」を底本として、一部用語をわかりやすくして絵本にしたもの。イラストの構図がダイナミックで面白い。▽仲良しのくろさんが「いぬごろし」に捕まるのを見捨ててにげたしろは、必死に逃げる間に、真っ黒な姿に変わってしまった。飼い主にもわかってもらえず、しろは野良犬になった。黒くなった自分の姿を見る度に仲間を見捨てたことを思い出すしろ。ある日、子犬を助けたことから、しろは変わっていく▽かっこいいストーリー

  • けいぴ

    犬のしろは、犬ごろしに狙われている仲良しのくろを助けることができずに怖さのあまり逃げてしまう。主人の家に逃げ帰るが、体が黒くかわっていてしろだとは分かってもらえない。主人の家を離れたしろは身の危険を省みず、人々を次々と救う。しろの行動はそんなにも罰を受けるべきものだったのか、、、あんまりだ。

  • とよぽん

    大の仲良しの犬、くろを「いぬごろし」から救うことができず逃げてしまった「しろ」。真っ白だった毛が全身真っ黒に。臆病でくろい自分を殺すために、しろはあらゆる危険の中へ飛び込んで数々の人命を救った・・・。芥川原作『白』をもとに、田中伸介さんが描いた絵本。図書館にリクエストして購入してもらった。

  • gtn

    後悔を勇気に昇華させた「しろ」とは程遠い生き方をしている自分を恥じる。

  • ヒラP@ehon.gohon

    鉛筆で描かれたモノトーンの絵に驚かされました。 芥川龍之介にこのようなお話があることも、始めて知りました。 少し時代的に古さも感じましたが、くろになってしまったしろの苦悩と、懸命な行動に圧倒されました。 色が無いからこそ、しろの気持ちに寄り添える絵本ですね。 でも、友だちを見捨てたという後悔で、しろの心の黒は消えないのかもしれません。

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