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雪と心臓

生馬直樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087754506
ISBN 10 : 4087754502
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan

Content Description

クリスマスの夜。
燃え盛る民家。
取り残された少女。
灼熱の地獄に飛び込んだ、一人の男。
炎の中から助け出された少女は、そのまま男に連れ去られた――。

新潮ミステリー大賞作家が描く、ある双子の男女にまつわる二十余年の物語。
さみしさが、ぬくもりが、心に触れる傑作青春ミステリ。

クリスマスの夜。百キロ以上のスピードで暴走する車を、二台のパトカーが猛追していた。
時は二時間ほど前に遡る。その男は、偶然、火事の現場に遭遇する。家の外で助けを求める母親。二階の窓からは、泣き叫ぶ娘の姿が見える。男はこの状況に運命を感じていた。男が取った行動は、誰も予想しないものだった。燃え盛る家の中へと飛び込んでいったのだ。それから五分足らずで、男は家から出てきた。胸には十歳の少女をしっかりと抱きかかえている。周囲から、歓喜の声がこぼれる。しかし、男が次にとった行動に周囲は唖然とした。
男は少女を母親に手渡さず、車に乗せてそのまま逃走したのだ。


【著者プロフィール】
生馬直樹(いくま・なおき)
1983年12月、新潟県生まれ。2016年「夏をなくした少年たち」で第3回新潮ミステリー大賞を受賞。そのほかの著書に『偽りのラストパス』


【著者紹介】
生馬直樹 : 1983年12月、新潟県生まれ。2016年『夏をなくした少年たち』で第3回新潮ミステリー大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    クリスマスの火事から少女を助けたヒーローは犯罪者に・・プロローグを忘れてしまうほど帆名と勇帆、双子の姉弟の物語に引き込まれて一気読み。勢いが私の好きな感じ。第6章に突入して、これは雪と心臓ではなく蛇と心臓だ!なんて一人勝手に勇帆が切ない私だった。双子だものねそんなこともあるかもしれない・・又しても勝手に思い込むが、おっと、エピローグでプロローグを思い出す始末。そして、やっぱり雪と心臓でいいんだと独り言ちた。帯に『尾を引く後味』とあるがそんな感じ。いつもに増してまとまりのないレビューが情けない。

  • モルク

    火事の家から女の子を救いだした男は、そのまま女の子を連れ去ってしまうという衝撃のプロローグ。そして本編ではがらりと変わり、活発で破天荒な双子の姉を持つ弟が主人公。普通の少年なのだが、優秀な姉に比べるとおとなしめで見劣りがし、姉に見下されているという思いを感じていた。幼い頃から大人になるまで、幸せそうに見えた家族に起こる両親の離婚問題、パワハラ教師、友情そして恋…。さらにプロローグの解となるエピローグ。無関心のようで、実は深い姉弟の絆を感じた。

  • itica

    衝撃的なプロローグから、この後どう展開するのか固唾を飲んで読み進め始めたが、どうも想像していたものとは違っていたようで、性格の異なる双子の姉弟の成長物語?あるいは青春物語なのかな?と思った次第。不幸な出来事で、家族の未来が大きく変わるのも唐突な気がするし、エピローグのファンタジー風も、ちぐはぐな印象だ。読み易いし文章も好きなんだけどな。

  • ゆみねこ

    地元出身の作家さんの3作目。クリスマスの夜、燃え盛る炎の中から10歳の少女を救いだした男。男は少女をそのまま連れ去った。そこからの回想シーンが長くて途中で離脱しようかと思ったけど、終盤の展開が見事!勇帆と帆名、双子の男女の物語。破天荒な帆名❨はんな❩が印象的で、忘れられなくなりそう。

  • チアモン

    始まり方衝撃的でどんな作品になるのかなぁと読み進めていったら後半に行くに連れて・・・。うーん。ラスト腑に落ちないことだらけだった。もう少し若ければ共感できたのか?双子の姉、帆名の破天荒すぎる性格はすごく気に入った。

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