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トラウマからの回復

生野信弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594097004
ISBN 10 : 4594097006
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

ミスが多い、集中力が続かない、癇癪を起こす、先のばし癖‥‥
もしかしてその裏には「トラウマ」が隠れているかもしれません。

毒親問題や性被害など、過去に受けたトラウマは本人が想像している以上に、今の性格や言動に影響を及ぼします。

?自分の意志を伝えることが苦手、そもそも自分の感情が分からない
?無条件に相手の言いなりになってしまう
?他者が自分を非難・攻撃していると思い疑心暗鬼になる
?他者と親しい関係を結べない
?恋人や配偶者にきつく当たってしまう

など、人間関係の構築にもトラウマが関連していることがあります。

トラウマ関連疾患の「複雑性PTSD」が、2019年に世界保健機関(WHO)の定める疾病分類『ICD-11』に登録されるなど、トラウマによりもたらされる症状や治療法は徐々に明らかになってきています。

過去を変えることはできませんが、治療をすることで生きづらさを抱える現在、そして未来を変えていくことは可能です。

同書ではトラウマにより現れる症状や治療法、そして回復までの過程を分かりやすく解説。自分や身近な大切な人が症状に悩んでいる‥そんな人にとっても入門書となる一冊です。

【著者紹介】
生野信弘 : 1988年長崎大学医学部卒業、1995年同大学院修了。医学博士。同大学卒業後、長崎大学第二内科、佐世保市立総合病院で内科医長を務め、1998年にオーストラリア・モナッシュ大学の生化学&分子生物学科に2年間留学。帰国後、離島医療やホスピス緩和ケアに従事。2001年に精神科に転向し、その後、対人関係療法などを学び、現在は田町三田こころみクリニックで、対人関係療法とともに「発達性トラウマ障害」や「複雑性PTSD」などトラウマ疾患の診断と治療も行っている。精神科専門医・指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 碧海いお

    読んでみると、発達障害とトラウマみたいな内容で読んだところで解決はしない。 自閉症スペクトラム障害の当事者だと40代になっても、10代の頃の出来事をまるで昨日のことのように言いだすのが病状ですから、10代の頃にトラウマを植え付けられたら一生治らないのでは? 知り合ったばかりの人に幼少期の頃に親からされた嫌な出来事をクドクド言われて、疲れたのを思い出した。

  • Yodo

    自分がダメ人間なのはトラウマのせいかもしれぬ。少し我慢すればよいレベルの事や、人並の事が出来なかったりするからね。PTSDやトラウマは大災害や戦争といった個人ではどうしようもない事が原因と考えていたけど、問題の大小の差はあれ、家庭や職場、学校のちょっとしたことで過剰反応の元になる事は起きているかもしれぬ。自分で何も分からない時もあって自分の反応もコントロール出来なくて苦しいね。人が起因になるケースは、人に会わない引きこもりがベストな選択かもしれぬ。ただ、みんなも苦しいのだろうな、というのも辛いな。

  • きゃる

    複雑性PTSDについての本が少ない中で、薄い本だけど、分かりやすく書かれている。生まれ持った気質と環境(虐待)によって作られた性格がありそれは生育歴と切り離して考えられるものじゃないから混乱する。自分で自分が分からないのは当然の帰結で、解離性フラッシュバックが起こる仕組みと過覚醒と低覚醒や、自分の症状が書かれていて安心した。虐待によってバラバラになった自分を再統合するには時間がかかるし、この辛さを理解されない苦しみに、少し希望がもてた

  • Humbaba

    正しい診察を行うというのは非常に難しいことである。外傷であればまだ起こっていることを確認することはできるが、人の心というものになれば本人ですら忘れている、あるいはあえて覚えないようにしていることが原因となっている可能性も多分にある。原因の正しい理解は解決のための最初の、そして重要な第一歩であるが、それがむずあkしいことが物事の解決を複雑にしている要因の一つでもある。

  • S O

    専門的な病名、症名、似た症状が多くて混乱したけど、多少は精神的な障害や機能障害などに詳しくなれた。交感神経の反対の副交感神経(迷走神経)には「腹側迷走神経」と「背側迷走神経」があり、穏やかに社会的生活を送っている時は腹側迷走神経が優位。交感神経優位は過覚醒。つらい。背側迷走神経は真逆の方法で危険に対応しようとする。フリーズ反応。ライオンに捕まったガゼルがぐったりするあれ。辛さを感じないように感覚や感情を麻痺させる。これが低覚醒。これが続くと慢性的な鬱になる。

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