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農学が世界を救う! 食料・生命・環境をめぐる科学の挑戦 岩波ジュニア新書

生源寺眞一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784005008612
ISBN 10 : 4005008615
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

研究対象は、地球全体から顕微鏡で見る世界まで!人びとの暮らしを豊かにし、自然環境を保全し、生き物たちとの共生を目指す。そんな可能性を秘めた夢のある学問―それが「農学」です。農業経済学、生命科学、食料や環境科学など、農学に含まれるさまざまな分野の第一人者が、その魅力を語ります!

目次 : 第1章 農学って、どんな学問?(まるで小さな大学/ ものづくりと農学 ほか)/ 第2章 いま、農学が社会から求められていること(食料問題とどう向き合うか/ 経済成長とどう向き合うか ほか)/ 第3章 食料科学の新たな役割を考える(食料科学って何だろう/ 化学でとらえる農作物生産 ほか)/ 第4章 生命科学へのいざない(「生命科学」と「農学」/ 「生命科学」を支える新しい技術 ほか)/ 第5章 環境科学の挑戦(環境科学って何だろう/ 生物による生態系サービスと農業との関わり ほか)

【著者紹介】
生源寺眞一 : 1951年生。東京大学農学部卒業、農学博士。専門は農業経済学。国の研究機関で農業の現場と密に交流し、東京大学・名古屋大学で教鞭をとった経験をベースに、現在は福島大学に農学系学部を新設する仕事に従事

太田寛行 : 1954年生。東北大学大学院農学研究科博士課程修了、農学博士。現在、茨城大学農学部教授。土壌微生物に焦点をあて、三宅島火山噴火後の環境再生や、畑地での農法と温室効果ガス発生の関係等を研究している

安田弘法 : 1954年生。名古屋大学大学院農学研究科博士課程修了、農学博士。現在、山形大学農学部教授。自然のバランスの機構の解明をライフワークとし、現在は、無肥料・無農薬・無除草剤で淡水生物の機能を活用しておいしいお米を多く収穫する研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 大先生

    「小さな大学」のような農学。農学は、耕地・里山・森林・河川・海洋など広い領域を舞台に、分子から個体、個体群、生態系レベルまでの多次元を対象とし、自然科学や人文社会科学の成果も活用して、食料・生命・環境のいろいろな問題に挑戦する総合科学!面白いですね。外来種の導入は難しいけど、オーストラリアにおける糞虫は成功。牛と羊の糞が年間5400万トン発生してハエだらけになっていたところをアフリカから導入した糞虫が処理してくれたと。ちょっと難しいところもありますが、高校生読んでもらいたい一冊です。

  • 春色

    担任している、農学部に進みたい生徒が学問分野について知るのによい本はないかとインターネットで探したところ、高校生向けとして評価が高かったので読みました。私の専門は英語教育学であるため、全く馴染みのない分野でしたが、どのような学問分野なのか具体的に分かります。非常に多岐に渡っており、多くの農学部が学科・コースに分かれていることに納得。環境問題や食料分野の問題解決が期待されている分野だということを知り、ワクワクしますね。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    『生きるためのブックガイド』で知った本。農学部って農業を学ぶところ(品種改良なども含めて)と思ってました。がそれだけじゃなかった!農学という分野を拡大・深化させ、社会的に重要な役割を与えている…というと更に?ですが、環境保全資源循環型農業は、実現にはまだまだかかるということだけは理解した(つもり)。どれだけ機械化しても最終的には人間の手が必要な農業、高齢化もあり、この「人の手」を何とかして欲しい。

  • ぴーまん

    農学入門とあるがレベルはかなり高い。経済学、農学、生物学、環境学などから構成されていて農学といっても範囲はとても広いことを知らされる。生命や生活の根源である農学、早くから知識を得ていくことは必要であるし、農学を学ぶことでさらなる人間の進歩と古き良き生活の維持に繋がると思う。農学入門も読みたくなった。

  • とりぞう

    面白い本。「ウシの『げっぷ』にはメタンが含まれます。メタンは温室効果ガスです、つまりウシのげっぷは地球温暖化の原因の一つにもなっていると指摘されています。メタンの約26%はウシなどの反すう動物から発生しています」なんて話から、「北朝鮮の栄養不足人口の割合は三分の一を超えていて、もっとも深刻な国のひとつです」なんて話まで。「かつてのおむすびは家でにぎって外で食べるものでしたが、現代の都会の生活者のあいだでは、コンビニなどで買って家に持ち帰る食品のひとつになっています」なんて話も他で使いたくなるな(^^)。

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