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ゆびさきの宇宙 岩波現代文庫

生井久美子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006032814
ISBN 10 : 4006032811
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2015
Japan

Content Description

ヘレン・ケラーと同じような障害をもつ東大教授・福島智。無音漆黒の世界にただ一人、果てしない宇宙に放り出されたような孤独と不安。それを救ったのが母の考案した「指点字」とその「通訳」の実践だった。盲ろう者として幾多のバリアを突破してきた福島の生き方に魅せられたジャーナリストが密着、その軌跡と思想を語る。

【著者紹介】
生井久美子 : 朝日新聞記者。京都市生まれ。上智大学文学部心理学科卒。1981年朝日新聞入社。仙台支局、政治部をへて、医療や介護、福祉の現場取材を続ける。近年は「プロメテウスの罠」取材班で「残ったホーム」を連載。ファイザー医学記事大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やいっち

    内容案内によると:「盲ろう者として幾多のバリアを突破してきた東大教授・福島智の生き方に魅せられたジャーナリストが密着」というもの。

  • 紫羊

    ジャーナリストの目を通して語られる福島智さんのこれまでの人生。人とのつながりの大切さを思った。自分に与えられたコミュニケーションの手段を、人を傷つける凶器ではなく、人とつながるための道具として喜びをもって活かしていきたい。

  • ゆき

    盲ろう者で東大教授であることくらいしか知らなかった。9歳で視力を失い、18歳で聴力も失いながら、日本で初めて大学に進学した。様々な難題を乗り越えてこられた福島さんもすごいが彼を支える人たちの愛情・熱量を感じた。家族のこと、恋愛、結婚、病気のことなど赤裸々に語られる半生。子どもたちへ向けた“「生きること」ができていれば「人生というテストの点数」は、それだけでももう90点くらいだと私は思います。” の言葉に私が励まされ、涙する。

  • tellme0112

    すごい本だった。魂を揺さぶる本だった…。出会えて良かった。妻とのケンカあり、適応障害に苦しむ面も興味深く読んだ。イチゴのテストに涙した。「神のみわざ」「使命」が心に響いた。9歳が祖父を慰める言葉にも。通勤中に読んだけど、号泣しそうで途中で何度も休憩を挟む。ところで、「アイコン」という言葉をこの本で初めて知った。IWJ岩上さんを思った…。パイオニアとしての使命を感じて働いて来たんだろうなあ〜。どうか、お大事に。

  • Yuko

    初めて福島智さんの講義を受けたのは4年前だった。指点字を初めて見た。介助者の指点字を通じて、参加者からの質問にユーモアを交えてご自身の声と言葉で答えられていた。福島さんの辿った困難の数々から受けた衝撃と感動は言葉にならないままに呆然とするだけだった。 福島さんが極度の負担により適応障害になったことも記述されていた。彼しか背負えない責務を生きるその過酷さは想像の域を遥かに超えている。 出版から6年。盲ろう者の困難が少しでも軽減される社会が実現されたのだろうか・・

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