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リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 -鳥が遺した勲章-集英社オレンジ文庫

瑚池ことり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086803151
ISBN 10 : 4086803151
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan

Content Description

弓を手に、「出来そこない」の少女は立ち上がる――!
〈戦争〉にかわり〈戦闘競技会〉が、国々の命運を決するようになり三百年。
周りの少女たちのように剣や斧を使えず、「出来そこない」と言われるニナは、騎士リヒトに弓の才能を見出され、リーリエ国騎士団の団員となった。
兄ロルフや、恋人リヒト、そのほか個性豊かな面々とめまぐるしい日々を過ごしている。
そんな折、ニナは年末休暇でひさしぶりに村へ帰省し、束の間の平穏を味わっていた。
しかし、リーリエ国とシュバイン国との間に揉め事が起こり、因縁のあるガルム国で裁定競技会が行なわれることに。
その裁定競技会をきっかけに、騎士としての自分に迷いが生じるニナ。
しかもその直後、ニナは何者かに攫われてしまう。
ニナを拉致した犯人は、幽閉されているはずのガウェインの可能性が高いと知ったリーリエ国騎士団の団員たちは騒然となり…?

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • るぴん

    母本。シリーズ3作目。他国での競技会に参加中、拐われてしまったニナ。さすがにニナの置かれた状況が可哀想すぎて、読んでいて辛かった。そしてそれ以上に心配だったのはリヒトの精神状態。心が壊れてしまうんじゃないかと思った。やっぱりヒーロー枠はリヒトじゃなくイザークなのでは?(笑)今後ますますリヒトが過保護になりそうで怖い。今回のガルム国の問題や違法な武器の製造・密輸が発端となって、戦争が復活したりするのかなぁ…。

  • よっち

    国境を接するシュバイン国との間に問題が起き、それを解決するために行われた裁定競技会の会場が因縁のガルム国。競技会自体は何とか終わったものの、終了後にニナが攫われてしまう第三弾。騎士としての自覚に目覚めつつあったニナに突き付けられた裁定競技会のもう一つの側面。動揺したニナが攫われる中で明らかになってゆくガルム国の実情、過酷な状況下でも冷静に判断し諦めないニナの頑張りがあって、そして今回はリヒトも奮闘して男を見せましたね。ややほろ苦い結末でしたけど、物語としての今後の方向性は見えましたかね。続巻期待してます。

  • はなりん

    シリーズ第3弾。今巻は、全体的に暗く重かった。国家騎士団の清濁や在り方のお話と、戦争の無い制度の歪みなど、じわじわと壊れて行く不穏な気配が全体的に流れている。そんな中、ニナが赤の猛禽に攫われ終始緊張感が漂う。騎士団の個性的な面々との絡みが少なめなので、ほんわかする部分が殆どなかった。ニナは成長と言うより本質的に強いのね。リヒトやロルフをはじめ騎士団のメンバー達とこの騎士団がどう成長していくのか楽しみ。

  • すがはら

    リヒトが痛いなぁ。ニナのことしか頭にないことを周囲に見せつけるばかりで、騎士団内での地位も母親が平民だけど王子って立場も中途半端なままだし。ヒロインが危機的状況にも冷静さを失わずあきらめずに行動して、騎士として成長を見せているだけに相手役のリヒトが変わらないのは格好悪くて可哀相なくらいです。次は是非ともリヒトの成長する姿を見せて欲しいです。

  • ぐっち

    <赤い猛禽>ガヴェインにニナが攫われるの巻。1話目から嫌悪の対象でしかなかったガヴェインにも理由があった。これでガヴェインと恋に落ちる話だったらかなり好みなのだが。ニナの恋人・リヒトが独占欲強すぎで、お兄ちゃんをはじめ男性陣に全然勝ててないので、次巻ではいいとこ見せてほしい。

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