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ISBN 10 : 4772612564
Content Description
15年間続いた侵略戦争で、中国大陸の各地で頻発した日本軍による性暴力は、場所も対象も問わずに行なわれた。むき出しの性暴力は、人間の存在を破壊する行為そのものであった。記録映画『太陽がほしい』は、被害者たちの尊厳を取り戻す過程を20年間の歳月を掛けて追い、実録証言で構成した希有のドキュメンタリーである。いま、日本軍の性暴力の深層が証言される!
目次 : 1 シナリオ 映画『太陽がほしい』(シナリオ 映画『太陽がほしい』/ 映画に登場する主な人物/ 中国人元「慰安婦」に関する年表/ 日本軍「慰安婦」問題関連年表/ 用語解説)/ 2 特別寄稿 映画『太陽がほしい』をどう観るか(中国人「慰安婦」被害者一人ひとりに向き合うこと(川上詩朗)/ 戦争裁判の法廷に届かなかった被害者証言(内海愛子)/ 一人ひとりの記憶に刻むために(小森陽一))
【著者紹介】
班忠義 : ドキュメンタリー映画監督。1958年、中国・撫順市生まれ。黒竜江大学卒業。上智大学大学院修士課程修了。戦後日本に帰国できなかった日本人残留婦人と出会い、中国残留婦人問題に取り組む。1992年に『曽おばさんの海』(朝日新聞出版)を出版し、第7回ノンフィクション朝日ジャーナル大賞を受賞。同年、中国人元「慰安婦」万愛花さんと出会い、聞き取り調査をはじめる。1995年に中国人元「慰安婦」を支援する会を発足(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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