Books

春いちばん 賀川豊彦の妻 ハルのはるかな旅路

玉岡かおる

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784259547790
ISBN 10 : 4259547798
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

印刷所の女工として働く23歳のハルは、路傍でキリスト教の伝道をする青年に出会い、信仰への道へ。彼こそ、のちに生涯の伴侶となる賀川豊彦だった。貧困、病気、暴力、人身売買…、神戸のスラム街で幾多の苦難に直面しながらも、豊彦とハルは貧しい人たちを支え続けた。二人の働きは、労働運動、協同組合運動、婦人解放運動、そして関東大震災での救援活動とつながり、時代のうねりを創り出す―。

【著者紹介】
玉岡かおる : 1956年、兵庫県生れ。神戸女学院大学文学部卒。1987年『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞し、作家デビュー。2008年、『お家さん』で織田作之助賞受賞。2022年、『帆神 北前船を馳せた男・工楽松右衛門』で新田次郎文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • trazom

    賀川豊彦さんは日本人の誇りだと思う。そんな賀川さんの妻ハルとはどんな人か、興味深く読んだ。貧家で育ち、学校での虐め、厳しい女中生活や女工としての苦労に満ちた前半生を知る。結婚後も、恵まれない人たちへの愛情や労働運動・農民運動に没入し、海外や全国を飛び回る賀川にとって、自分は一体何なのかと悩む。賀川が自伝で「自分の活動を手伝うには地味な女工の方がよかろうと思って妻にした」と記述したことへの寂しさでもある。そんな葛藤を乗り越え、賀川への献身を貫き、自らも社会活動家として成長してゆくハルの健気さに心打たれる。

  • ゆみねこ

    全く存じ上げないご夫妻のことでした。キリスト教関係者ならば良く知られているのかな?貧しい家に生まれたハルは、印刷会社の女工として働いている23歳の時、路傍で伝道をする青年・賀川豊彦に出会い信仰の道へ。明治・大正から昭和の貧困に喘ぐ人々に救いの手を差しのべ支え続けた夫妻。玉岡さんのこの時代を描いた著作は読み応えがある。

  • えも

    賀川豊彦の妻、ハルの評伝文学。そして、ハルの歩みそのものが、翻って賀川豊彦の歩みを伝えている▼それにしてもオビに「賀川豊彦を知らぬ者はいないが、その妻ハルについて知る者は少ない」とあるが、さすがは農協系雑誌「家の光」に連載されてただけのことはある▼実際には、賀川豊彦を知らない人は結構いると思うよ。

  • フーミン

    賀川豊彦さんに寄り添って献身的に世の平和のために奔走した春さん。二人の生涯をかけた激動の人生。賀川豊彦さんは日本人の誇りです。その生涯を玉岡さんの伝記小説として残したことに感動しました。力作です。

  • toshi

    賀川豊彦(って誰?)の妻ハルの伝記。 実際にそうだったのかもしれないけれど、豊彦は聖人君主だしハルも豊彦にどこまでの尽くしながらも自らも活動する超人のように描かれていて、ちょっと違和感がある。 登場人物の多くがあまりに現実離れしているので子供向けの漫画を読んでいるような気分になる。 まあ、本当にすごい人だったんだろうけど・・。 紀和が亡くなる場面が一番悲しかった。。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items