Product Details
ISBN 10 : 4781650015
Content Description
平時のシステムと論理でなにが復興か。
「泣きたい時に泣けなかった」被災地から問う、何も変わらないこの国の病癖。
「聴きたい曲があるの。でも、リクエストできない。泣いちゃう。亡くなった息子が好きだったの。『巨人の星』のテーマ。その子の思い出も何もないの。探そうにも、20キロ圏内だから、もう戻れない」。
福島県民の70代の女性が、避難所でふと漏らしたつぶやき″である。
和合亮一氏は「ここに福島の震災のすべてがある」と断言する。
2011年3月15日午後の放射線量は、なぜか福島のエリアだけ情報隠ぺいされていた。
つまり、「大本営発表は嘘だった」と指摘する玄侑宗久氏。
「福島が始まりの土地になる」と説く赤坂憲雄氏。
三人の福島を代表する賢者が魂の底から問う「現代版この国のかたち」
【著者紹介】
玄侑宗久 : 1956年福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。作家。福聚寺住職。さまざまな職業を経験したのち、2001年『中陰の花』第125回芥川賞を受賞。2011年東日本大震災後、政府の復興構想会議委員を務める
和合亮一 : 1968年福島市生まれ。福島大学教育学部卒業。詩人。高校教師。第1詩集「After」で第4回中原中也賞受賞。第4詩集「地球頭脳詩篇」で第47回晩翠賞受賞。2011年3月11日の東日本大震災以降、ツイッター上で四重苦の福島の現況を詩で発表
赤坂憲雄 : 1953年東京生まれ。東京大学文学部卒業。民俗学者。学習院大学教授。福島県立博物館館長。1999年『東北学』を創刊。2007年『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞受賞。2008年同書で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2011年東日本大震災後、政府の復興構想会議委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
キキハル
読了日:2013/07/16
ジーク
読了日:2014/01/13
mayumi
読了日:2013/10/03
どら猫さとっち
読了日:2013/08/05
いっちー
読了日:2013/08/05
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .