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兄 私だけが知るアントニオ猪木

猪木啓介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065389775
ISBN 10 : 4065389771
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

アントニオ猪木がこの世を去って2年半――。これまで沈黙を貫いてきた実弟・猪木啓介がいま、「人間・猪木寛至」のすべてを明かす。
「空白のブラジル時代」
「力道山との出会い」
「倍賞美津子との結婚」
「新日本プロレス旗揚げ」
「新宿伊勢丹襲撃事件」
「舌出し失神事件」の夜
地獄のアントン・ハイセル
「後妻」と一家断絶の修羅

【著者紹介】
猪木啓介 : 1948年、猪木家の末弟として神奈川県横浜市に生まれる。1957年、一家でブラジルに移民し5歳上の兄・寛至(アントニオ猪木)らと農園労働に従事。1971年に帰国し、翌年旗揚げされた新日本プロレスに入社。営業を担当するかたわら「アントン・ハイセル」などブラジル関連事業に携わる。闘病生活を送ったアントニオ猪木の晩年を支え、その最期を看取った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助

    猪木家の末弟・啓介さんが、初めて語った”イノキ本”。ハルク・ホーガンのアックスボンバーを受けて「病院送り」となった猪木が、深夜2時に病院を抜け出したシーンから始まった。最も近くにいた証人の話だけに、初っ端から読み応え十分。特に37億円もの借金を背負うことになったブラジルでの事業「アントン・ハイセル」の章は、初めて知ることばかり。自分が見た”事実”と推測をハッキリ区別して描かれていたことも好感が持てた。「東スポ報道の虚実」も面白く、これまでなんとなく思っていたことが腑に落ちた。

  • ma-bo

    アントニオ猪木の波乱万丈な人生を実弟の猪木啓介さんの視点から捉えた回顧録。兄、猪木寛至の人間の記録。「空白のブラジル時代」「力道山との出会い」「倍賞美津子との結婚」「新日本プロレス旗揚げ」「新宿伊勢丹襲撃事件」「舌出し失神事件の夜」そして失敗だった事業アントン·ハイセル、後妻と一家断絶まで。弟だからこそ知りえる事実は読み応えあり、さらに不確実な部分は正直に推測と言及されていた。客観と主観のバランスが良く読みやすかった。

  • おかむら

    アントニオ猪木のことはさほど興味がなかったけれどもプロレス界隈の知識がなくても楽しめるとのことで読んでみた。うん大丈夫しかもかなり楽しいぞ!幼少期は横浜で育ち一家でブラジルに移民、待ち受けていたのは過酷すぎる農場生活、力道山に見出され帰国、プロレスラーで頭角を表すものの、怪しい事業に手を出し大借金、政界に進出、晩年は闘病生活と、破天荒な人生に付き添った弟による手記。白眉はなんといっても老後の後妻案件(4番目の妻、倍賞美津子は2番目)。晩年の兄貴をめぐる家族の修羅を綴った第7章はなんてスキャンダラス!

  • 藤瀬こうたろー

    RINGSやパンクラス世代の私にとって、アントニオ猪木は、基本的には赤いタオルを首に巻いたガタイのいい国会議員、パフォーマンス好きで目立ちたがり屋という認識。しかし、この弟である啓介さんの著書を読むと「アントニオ猪木」という人がどういう人だったかよく分かる。「プロレスのスター選手ではあるが親分ではない」というのが一番本質を突いている気がする。ブラジルでの奴隷のような生活、力道山のイジメに近いシゴキ、二度にわたるプロレス界での追放劇…猪木は常に一人で戦い続け、その生き方を他の人にも求めていたのだろう。

  • jjm

    実弟によるアントニオ猪木の真実。真実は人の数ほどあるが単なる猪木賛美とはなっていない誠実な内容。比較的裕福な家庭であったのにブラジルに敢えて渡ったのは現状維持をよしとしない猪木家の精神。最初の妻との間の娘が早逝していたことは知らなかった。旗揚げ謳い文句は真のプロレス。まるでUWFと同じ。著書の弟からは親分ではない、経営者不適格と言われる始末。アントンハイセル事件や浮気を契機とした倍賞美津子との別れはとても残念に思っていたそう。猪木親族を分断させた最後の妻橋本ズッコは許せないとも。

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