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江戸の図譜 蟲(仮)

狩野博幸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309257075
ISBN 10 : 4309257070
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan

Content Description

チョウの羽ばたき、コオロギの鳴き声が、聞こえる―。驚異の観察力と精巧な筆づかい江戸博物学の華麗なる達成。オールカラー。

目次 : 口絵 蟲のかたちを生写した美しい図譜/ 江戸のナチュラリストたちの描いた蟲(昆虫を精緻に描いた画帖『虫豸帖』増山雪斎/ 日本最古の彩色画譜『東莠南畝讖』畏留舎耶谷/ 日本初の昆虫図鑑『千蟲譜』栗本丹洲/ 観察を重んじた本草学者の画帖『虫豸写真』水谷豊文/ 虫の生きる姿に目をむけた画帖『肘下選蠕』森春渓/ 科学者にして発明家の目で描く図譜『両羽飛虫図譜』松森胤保/ 日本虫類の体系的な分類を試みる『蟲譜図説』飯室庄左衛門/ 動植物図鑑を集めた役人の遺産『海雲樓博物雜纂』宍戸昌)/ 江戸の画家たちが描いた蟲(奇想の画家の観察力と技法『玄圃瑶華』伊藤若冲/ 円山派の祖、応挙の観察記録『写生帖』円山応挙/ 美人画の歌麿が描く名作絵本『画本虫ゑらみ』喜多川歌麿/ 精彩にして華麗な江戸琳派の名品『四季花鳥図巻』酒井抱一)

【著者紹介】
狩野博幸 : 1947年福岡県生まれ。京都国立博物館名誉館員、美術史家。九州大学文学部哲学科美学・美術史専攻卒業、大学院博士課程中退。京都国立博物館研究員を経て同志社大学教授を務めた。博物館時代に、「没後200年 若冲展」、「曾我蕭白 無頼という愉悦展」などを企画する。若冲再評価の立て役者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    江戸期の「虫」を描いた絵を集めたもの。歌麿や若冲、円山応挙などの虫図はよく知られているが、他の浮世絵とは様相が違い、絵師ではなく、博物学者といった類の人たちの手になるものも多い。例えば増山雪斎は伊勢長島藩主であったし、毘盧遮那谷は僧籍にあった人。栗本丹洲は医師、水谷豊文は本草学者であった。彼らはいずれも細密で、色鮮やかな虫図譜を残している。虫が苦手な人はともかく、ここには百花繚乱、目にも鮮やかな虫たちの乱舞が描かれる。その典型は円山応挙の「百蝶図」だろう。観察眼、画力ともに極めて秀でている。⇒

  • starbro

    タイトルと表紙絵に魅かれて読みました。 江戸時代にこんなにリアルで詳細な昆虫図鑑が存在しているとは思いませんでした。円山応挙等、著名な画家も昆虫を描いています。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309257075/

  • たまきら

    読み友さんの感想を読んで、新刊コーナーより。こうしてみると昔から昆虫を観察し記録する人は多くいたんだなあ…と過去の同志たちの努力に胸が熱くなります。もちろんミツバチが好きなのでその観察描写が少ないのにはガッカリですが、まあ、あの巣を見つけて観察するのは大変よね。後半の伊藤若冲や喜多川歌麿、円山応挙らの圧巻な画才・デザイン性もいいですが、素朴さがたまりません。日本初の本格図鑑・蟲譜図説のドリーミーな蝶たちには受けました♪

  • かふ

    江戸の絵師たちによる虫の図鑑。すごくリアルで虫が本の中に閉じ込められているようで、ページを開くごとに虫たちが飛び出してくる。図鑑だと言うが虫の動きまでも捉えている。

  • takao

    ふむ

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