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デマ・陰謀論・カルト スマホ教という宗教 新潮新書

物江潤

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106109720
ISBN 10 : 4106109727
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
物江潤 ,  

Content Description

「国会議員や芸能人はゴムのマスクをかぶったゴム人間ばかり」「トランプ大統領率いる光の銀河連合が闇の政府と戦っている」etc.こんなトンデモ話、いったい誰が信じるのか。普通の人ならそう考えるが、SNS上では想像を超えるほど多くの人々が妄説を発信し続けている。かつての怪しげな新興宗教と違い、実体を伴わないからこそ恐ろしい、ネット世界のデマ、陰謀論、カルトの脅威を徹底分析。

目次 : 第1章 日本中に光の戦士がいっぱい―スマホ教とは何か(すべては「闇の政府」のせいである/ 「光の戦士」の使命感 ほか)/ 第2章 誰でも気軽に神と繋がれる―SNS時代のスピリチュアル(「スピ度」/ 不自由なほど幸せになれる ほか)/ 第3章 検索すればするほどデマを信じてしまう―ネット社会の罠(中学生以下のネットリテラシー/ 同じ意見がこだまする閉鎖空間 ほか)/ 第4章 スピリチュアルと陰謀論が出会うとき―禁断の魅力を持つスマホ教(オルグのしやすいネット社会/ 願望が反映されすぎる世界は危険 ほか)/ 第5章 いつも心に「アンパンマン」を―わたしたちができること(あまりにも容易に生じる神秘体験/ 空中浮揚を笑い飛ばせなかった優等生 ほか)

【著者紹介】
物江潤 : 1985(昭和60)年、福島県生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒。東北電力、松下政経塾を経て、現在は福島市で塾を経営する傍ら社会批評を中心に執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    見たいものしか見ず、信じたいものしか信じない。自分の正しさを疑わず、矛盾や間違いを指摘されたらプライドが傷ついて逆ギレする。そんな人間の本質が、スマホというツールが与えられたことで一気に露呈したのが21世紀なのか。テレビや新聞、雑誌が主役だった時代には異なる意見や都合の悪い事実も否応なしに耳へ入ったが、不快な雑音が遮断され知りたいことだけの世界に浸れるようになった。誰とでも情報を交換し通信できるスマホが、却って人びとを孤立させている。スマホの中だけにカルトが存在するのは、確かにスマホ教といえる状況だろう。

  • HANA

    自分は陰謀論に関する本を読んでいるつもりが、気が付けばSNS害毒論を読んでいた。何を言っているかわからないと思うが…。何と言うか微妙。自分は分析が読みたかったのに、陰謀論のエッセイを読んでいる心地が強い。基本的に陰謀論をまとめたものだが、著者の思い込みによる部分が多くエビデンスに欠けているように思える。大体陰謀論はネット普及以前から存在し、数多の影響を与えていたのに本書ではそれら全てがネットに収斂するように書かれている。事物の単純化は陰謀論の基本、何となく「ミイラ取りがミイラに」という言葉を思い出した。

  • ヒデキ

    思っていたのとは、違う中身でした。 スマホ教という括りでネットに依存するというかネットに影響を受けることを分析しようとしているが、 宗教として考えられているのが、オウムのような原理主義の新興宗教ばかりなので、ちょっとちがうんでは?と思ってしまいました。 誰にというかアルゴリズムに振り回されるネットの世界をキチンと分析した書物では、なかったように思えます

  • よっち

    こんなトンデモ話一体誰が信じるのか。普通の人ならそう考えるが、SNS上では想像を超えるほど多くの人々が妄説を発信し続けている。実体を伴わないからこそ恐ろしい、ネット世界のデマ、陰謀論、カルトの脅威を分析した一冊。スマホの中で急速に広まる光の戦士と闇の政府論、SNS時代のスピリチュアル、検索すればするほどデマを信じてしまう罠、生きる意味を見つけられない人々が禁断の魅力を持つスマホ教。やや散漫とした印象ではありましたが、見たいものしか見ないが成立してしまうからこそ、フェイクニュースも拡散しやすいんですよね…。

  • 遊々亭おさる

    インフルエンサーという名の教祖の元に集い、陰謀論などの珍説を信じ込み、ネットにて目覚めていない人に対しての啓蒙活動を正義の名のもとに行う人々のことを著者はスマホ教と呼ぶ。ある日、良き家族や友人が珍説を真剣に説く。玉石混淆の情報で溢れるネットの特性が普通の人を狂信者に変えると著者は説く。誰もが取り込まれる可能性がある沼から身を守るための処方箋を説く一冊。人は信じたいものしか信じない。信じたい情報を手軽に集めることが出来るスマホが人間の特性をより顕著に炙り出したか。陰謀論を全て一蹴する姿勢も妄信的とは思うが。

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