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牧野富太郎と、山 ヤマケイ文庫

牧野富太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784635049634
ISBN 10 : 4635049639
Format
Books
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の植物学の父・牧野富太郎氏は植物を観察・採集するために日本各地の山々を訪れ、そのときの様子をエッセイに残した。幼少期の佐川の山での思い出を綴る「狐のヘダマ」、植物を追い求めて危うく遭難しかけた「利尻山とその植物」、日本各地の高山植物の魅力を存分に語る「夢のように美しい高山植物」など山と植物にまつわる35のエッセイを選出。エッセイに登場する山のデータも収載し、牧野富太郎が登った山を訪ねるガイドとしても楽しめる。

目次 : 北海道から東北(利尻山とその植物(利尻山)/ シリベシ山をなぜ後方羊蹄山と書いたか(羊蹄山)/ ニギリタケ(恐山) ほか)/ 関東甲信越から中部(山草の分布(栗駒山、鳥海山、戸隠山、駒ケ岳など)/ 長蔵の一喝(尾瀬)/ アカヌマアヤメ(日光山) ほか)/ 近畿から中四国、九州(東京への初旅(伊吹山)/ 『草木図説』のサワアザミとマアザミ(伊吹山)/ アセビ(六甲山) ほか)

【著者紹介】
牧野富太郎 : 1862〜1957年。植物学者。高知県高岡郡佐川町の酒造家兼雑貨商に生まれる。幼い頃より自宅近くの山々に遊んで植物に親しみ、ほぼ独学で植物の知識を身につける。1884(明治17)年に東京大学理学部植物学教室へ出入りするようになり、1912(同45)年には同大学講師となる。自費で『植物研究雑誌』を創刊、また『牧野日本植物図鑑』の刊行、その他多くの「植物随筆」を執筆しながら研究と植物知識の普及に努めた。新種や新品種など命名した植物は1500種以上にのぼる。1951(昭和26)年に文化功労者、1957(同32)年に没後、文化勲章を受章。植物への情熱と綿密な調査にくわえ、著者の人柄をあらわすような明るいエッセイは今も多くの読者に親しまれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 榊原 香織

    彼の山関連エッセイをまとめた本。先日読んだ最後のエッセイ集とかぶる部分が結構あった。 解説、梨木香歩。やっぱファンなんですね。いとうせいこうとか荒俣宏とかも牧野ファン。なんかわかる。

  • T2y@

    朝ドラ中の積読からようやく年内に読了。 紀行文かと思いきや、然に非ず。フィールドワークの記録が綴られ、彼は山では無くあくまで植物を追い続けたその姿が垣間見える。

  • Roko

    この本を読んで感じるのは、植物が好きで好きでたまらないという感覚です。ですから、その思いの丈を話してもわかってくれる人はなかなかいなかったのでしょう。それだけに、理解者が現れた時には、きっと熱く熱く語りあったのでしょう。 植物採集が好き、絵を描くのも好き、文献を読むために英語やラテン語の勉強をするのも好き、こんな凄い方が日本の植物学の礎を築いたのです。彼を超える人は今後も現れそうにないなぁ。この本をくださった読友さんに感謝!とても面白かったです。

  • フム

    日本の植物学の父、牧野富太郎は植物の調査と採集のために、日本各地の山々を訪れている。本書は数々のエッセイの中から、山と植物にまつわる作品を選んで収録した。冒頭、利尻山に登って採集をしたエッセイがあるのだが強烈だった。同行の加藤子爵とその荷物を持つ人足達と大勢で出かけたものの、途中で連絡も取れないくらい離れてしまう。植物採集に夢中になって山行計画も何もなくなってしまうのだろう。登山で言えば遭難と言えるような危険な目に遭いながらの植物採集だが、本人は植物に夢中で気にならないようなところも感心してしまった。

  • まさ

    植物への純粋な愛情を感じてしまう牧野富太郎のエッセイ。山域別にまとまっているので、ホームグラウンドの山の植物については、読みながら、次に登るときにはじっくり観察してみようと思ってしまう。一部、時代の古さもあるからか一方通行の思いも感じられるけど、それもまたこの人の味なのだろう。後半に牧野氏の地元の低山でのエッセイがまとめられ、私はここに載る植物以外の牧野氏の人となりに興味をおぼえた。

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