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わが植物愛の記 河出文庫

牧野富太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309419015
ISBN 10 : 4309419011
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“日本植物学の父”と称された牧野富太郎の、ベストエッセイ集。自由闊達、在野精神の横溢した名文で、新種発見の喜びを綴り、分類・名称の誤りを正す。自伝をまとめた「想い出すままに」のほか、『随筆草木志』『趣味の草木志』『趣味の植物誌』『続牧野植物随筆』などから、その植物愛に満ちた文章を選りすぐるオリジナル文庫。

目次 : 1 想い出すままに(幼少のころ/ 地獄虫/ 狐の屁玉 ほか)/ 2 わが植物園の植物/ 3 植物さまざま(あずさ弓/ 熱海の緋寒桜/ 俚謡の嘘 ほか)/ 4 牧野一家言(牧野一家言/ 味噌、糞の見さかいもなき園芸家/ 農家の懐ぐあいで甘藷が変わった ほか)

【著者紹介】
牧野富太郎 : 1862年、土佐(現高知県)生まれ。植物分類学者。独学で植物学を志し、帝国大学理科大学(現東大理学部)植物学教室で研究、同大助手、講師を務めながら全国に植物調査を続け、多数の新種を発見。植物分類学の基礎をつくり、『植物学雑誌』なども創刊、“日本植物学の父”と称された。理学博士、文化功労者、文化勲章受章。1957年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • クロモジ

    専門用語が多く図がないので読みにくいものの、言いたいことが真っ直ぐに書かれており面白かった。人間性もあらわれており興味深かった。

  • NGtrtR

    エッセイ的な部分は楽しく読めた。フィールドワークや派閥争いなど時代背景も含めて面白い。植物の名前についてはこだわっていたが、学名、和名、地域によって変わったりするものを同定する苦労を強く感じた。

  • pushuca

    北杜夫は牧野富太郎の文章を、味わい深い悪文と称していた。だが、最初の自伝「想い出すままに」を読んでいても、とても悪文とは思えなかった。95歳を迎えようとしている人物が書いたとはとても思えない矍鑠たる文章だ。そして、過去のひとつひとつの思い出に対する記憶の確かさにも舌を巻いた。 味わい深い悪文の本領が発揮されるのは、むしろ若い時に書いた「わが植物園の植物」以降に発揮される。なるほど悪文だ。そして確かに味わい深い。 植物の名前が正確に使われていない事に、深く憂慮している。そのひとつひとつに深く頷くしかない。

  • 志村真幸

     河出文庫のオリジナル。  『草木とともに』と『随筆草木志』を中心に、「日本のえびねについて」「『大言海』のいんげんまめ」といった文章が集められている。底本は、『牧野富太郎選集』(1970)。  自身の半生をふりかえった内容から、甘蔗やインゲン豆についての名物考、植物名の由良についての考察など。  膨大な知識と経験による深い考察が示され、牧野の魅力が伝わってくる。  同時に、牧野の嫌なところも見える。心が狭かったり、やたらと批判的だったり。

  • コウみん

    牧野富太郎さんの植物研究に書かれた本。 いろんな草と野菜など普通知らなかった知識などを絵で描かれているので植物学を勉強する人とかまったく知識がない人が読んでも悪くない。 ジャガイモと馬鈴薯のこととか面白かった。

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