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万博聖戦 ハヤカワ文庫

牧野修

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150314545
ISBN 10 : 4150314543
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan

Content Description

中学の同級生である森贄人と御厨悟と波津乃未明は気づいてしまった。子供こそが本来の人類であり、侵略者である大人からの支配に抗って、ずっと知られざる戦いを繰りひろげてきていたのだ。そして1970年の大阪万博会場で、三人を巻き込んで子供と大人は激突する!お互いのユートピアを懸けた子供と大人の戦いに翻弄されながら、それぞれの宿命に立ち向かった少年たちの思春期が人類の未来へと繋がる奇跡を記した黙示録。

【著者紹介】
牧野修 : 1958年大阪府生まれ。大阪芸術大学芸術学部卒。高校時代に筒井康隆主宰の同人誌“ネオ・ヌル”で活躍後、1979年に“奇想天外新人賞”を別名義で受賞。1992年に“ハイ!ノヴェル大賞”を長篇『王の眠る丘』で受賞、同書にて“牧野修”としてデビュー。1996年、特異な言語感覚に満ちたドラッグ小説『MOUSE』で高い評価を得る。1999年『スイート・リトル・ベイビー』で第6回日本ホラー大賞長編賞佳作を受賞。2002年『傀儡后』で第23回日本SF大賞を受賞。2015年『月世界小説』で第36回日本SF大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • coolgang1957

    ほぼ同世代の牧野修さん、初めてですがあの頃の大阪芸大といえば、変わり者のイメージがあり畏れ多く平伏しそうです😅物語は未来がキラキラしてたあの万博です。そこへシト君が来ると言うことはエバンゲリオン?ちょい世代にギャップがあるけど、さすが芸大です😅1970.4.26といえばあの男かって期待したけど現実通りほぼ役割はありませんでした😓でも子どもの心を持ったオトナって気持ち悪いかなぁそんなことないよね、次の頁をめくるのは子どもたちで、それを見守るのが子どもたちと一緒に歩くオトナ…カッコつけてしまった😑

  • マツユキ

    万博に興味を持って読みました。1969年、中学生のサドルとシトは、オトナ人間の存在に気づき、戦うが…。そして、2030年、再び万博が開催され…。思春期の歪さがあり、大人の歪さもある。どっちに転んでも、しんどいんですが、3人に戻れてよかった。

  • イツキ

    オトナ人間に密かに侵略された世界で子供たちが自由のための革命を画策すると言うところから始まる今作。作者ならではのとらえどころの無い世界の中で繰り広げられる戦いは先の予想が全くできず常にドキドキさせられて面白いですし、純粋で後先考えずに生きている子供とオトナ人間に憑依されていないものの年を取り子供とは言えなくなった大人の存在に考えさせられます。今その瞬間が永遠に続くように感じられ楽しかった子供時代を思い出すと同時に社会性があるとは言い難い半端な存在に思える大人に自分を重ねてしまいほろ苦い気持ちになりました。

  • Ai

    大人は分かってくれない。子どもは分かってくれない。誰しもが感じたことのあるあの種のコミュニケーションの難しさ。それは実は両者は別の種族、生き物、存在であるとしたら…から始まるSF。万博という新しくて懐かしいイベントを通して、ちょっとセンチメンタル気分にもなれる物語だった。

  • かながわ

    思うがままにお城を描いてたら、塔がどんどん伸びて、謎の大砲付いちゃって、紙からはみ出たお城が出来る。歪とかはどうでもよくて、描いている時のあの高揚感。

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