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ヤクザと過激派が棲む街

牧村康正

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065216750
ISBN 10 : 4065216753
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan

Content Description

時代に取り残された男たちと欲望に取り憑かれた暴力団―昭和が終わるころ、繁栄から置き去りにされた労働者の拠り所「山谷」を戦場と化したバイオレンス群像劇!

目次 : 革命か抗争か/ 現場闘争/ 暴力手配師を撃て/ ドヤ主と活動家/ 過激なる者たち/ いいかげんな男/ 左翼・右翼・ヤクザ/ 金町戦 皇誠会登場/ 金町戦 互助組合の策謀/ 金町戦 撮影現場の悲劇/ 金町戦 襲い来る銃弾/ 戦線離脱/ 映画と民間権力/ 山口組國粋会/ それぞれの戦後/ 北帰

【著者紹介】
牧村康正 : 1953年、東京都に生まれる。立教大学法学部卒業。竹書房入社後、漫画誌、実話誌、書籍編集などを担当。実話誌編集者として山口組などの裏社会を20年にわたり取材した。同社代表取締役社長を経て、現在フリージャーナリストとして活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 遥かなる想い

    昭和の終わり頃、東京の山谷ドヤ街を舞台に ヤクザと過激派が闘った日々を描いた作品である。連合赤軍事件以降、過激派はどこに行ったのか…ヤクザと過激派の攻防が激しい。 暴力を肯定した者たちの闘いは 一体何だったのか…何か 遠くなった日々を描いた ノンフィクションだった。

  • さすらいの雑魚

    左右営利を問わず社会から排斥された私的暴力主義者達が激突した最後の祭場が山谷なのだろ。船戸=豊浦 的な表現なら隔離区にして収容所となる。議会主義の軍門に下った日本共産党と距離を置き、内ゲバに傾斜しゆく新左翼諸党派とつかず離れずでありながらヤクザ右翼との苛烈な闘争に突き進む山谷争議団とアナキズム系の東アジア反日武装戦線の距離の近さに驚く。だが納得。シマを死守る古い極道と祖国の否定と破壊に行き着いたウルトラ過激派がバブルにむけて走りだした表社会に居場所を失い、追い込まれた山谷で死闘する。これも硬派の宿命か。

  • ばんだねいっぺい

    タイトルは、激しいが中身は冷静。 伝説の「金町戦」について語られていく。両者を「農耕民」と「遊牧民」と見るのは、腑に落ちた。何が正しいことなのかと倫理観が揺れた。暴力よりもテクノロジーの発達の方が強かったのかな。

  • Masakazu Fujino

    1980年代の山谷での金町一家と山谷争議団の抗争を描いたルポ的作品。どちらかに肩入れするのではなく、山谷の労働者に必要なものとして両者は存在していたことが描かれている。

  • チェアー

    ヤクザと新左翼(労組)との抗争を見て見ぬふりをした警察(どちらかと言うとヤクザに肩入れしていた)。その構図を維持したまま、寄せ場は高齢化と失業でかつての雑然とした街ではなくなった。寄せ場は一種の聖域だった。だれもが逃げ込め、だれも素性を問わない。そこに得体の知れぬエネルギーが渦巻いていたのだ。もう寄せ場のエネルギーは復活することはないのだろうか。

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