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幻想と怪奇 12 イギリス女性作家怪談集 メアリー・シェリーにはじまる

牧原勝志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784775320587
ISBN 10 : 4775320580
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 翠埜もぐら

    メアリ・シェリーを筆頭とする、イギリスの女性作家の「怪談」集。短編なので込み入った話はなくどれも因果関係が割とはっきりしていて読み易かったです。ダフネ・デュ・モーリアの「秘密の池」が子供視点のため、ファンタジーとも怪異譚ともとれて、ラストにほっとするべきなのか嘆くべきなのか。イギリスの作家は多かれ少なかれ「怪奇小説」を書くもののようで、アガサ・クリスティーが怪奇小説を書いているって知りませんでした。慌てて本を買ってきてしまいましたよ。

  • Ribes triste

    デュモーリアの未読短編にひかれて読み始めたのですが、どれも読みごたえのある充実した短編集でした。どの作品もドラマティックでエモーショナル。怪談といってもファンタジー、SF、様々な要素が詰め込まれ、読み終えてしまうのがもったいないくらい楽しかったです。読んでみたい作家の本が増えました。

  • timeturner

    女性作家と聞いて想像するゴシック・ロマンス系だけでなく、魔術、オカルト、猟奇、伝承など広範囲にわたるテーマの作品が選ばれ、背景となる社会状況にも興味を惹かれる。「女性だから」ではなく「この作家だから」「この時代だから」書けたものばかりだ。井上雅彦さんの「メアリーの破片」を読んで、メアリー・シェリー自身の特異な生い立ちや業績って小説の題材にぴったりだってことにに気づかされた。ホームズ並みとは言わないまでも、無数のパスティーシュが書かれていても不思議ではないのにな。

  • いっこ

    再読。今回はメアリー・シェリー「死すべき運命の父子の者」、井上雅彦「メアリーの破片」、斜線堂有紀「二百年後のメアリー・シェリー」と、メアリー・シェリー関連に絞って読んでみた。「メアリーの破片」はメアリー・シェリーを取り巻く豪華な面々の描き方もなるほどと思わされ、前回より楽しめた。

  • 5〇5

    英国の女流作家特集です。メアリー・シェリーの作品を起点に100年を超える間の作品の変遷が楽しめます。どれもが正統派の怪奇幻想小説の佇まいですね。M・シェリーと言えば「フランケンシュタイン」ですが、このあまりにも有名な作品の系譜を辿る特集もぜひ企画してほしいです。

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