Product Details
ISBN 10 : 4254103115
Content Description
・フルカラー
・子宮頸がんなどを予防できる「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン」とは何か,どのような経緯で社会問題になったのか,なぜこんなにもこじれてしまったのか‥‥について,わかりやすくコンパクトに解説した書籍.
※HPVワクチンの経緯と現状:2013年に定期接種化 → 直後に副反応疑いの報告あり,厚労省が「積極的に接種を勧める」姿勢を取り下げて接種率1%未満に → 9年後の2022年4月,「積極的に勧める」体制が復活も,接種率は高いところでも25%のまま.現在,接種を逃した世代へのキャッチアップ接種が進行中.
・医学的なことと社会的なことが複雑に絡み合っているのがHPVワクチン問題の特徴であり,社会的な観点も含めてHPVワクチンの問題全体を俯瞰した書籍はこれまでになかった.
・著者はHPVワクチンの有効性について肯定の立場だが,HPVワクチン問題の経緯について,できるだけ原資料に基づいて事実を確認し,客観的に整理しながら多面的に考察することを試みている.
・今後の接種に不安をもっている若い方やそのご家族などが,自分なりに納得して判断できるように,また,周囲の医療従事者や教育関係者の方がそれをサポートできるよう,本書をぜひご活用ください.
【主な目次】
はじめに
序章 HPVワクチン問題とは何か?
第1章 HPVワクチンってどんなワクチン?
第2章 HPVワクチンにどのような効果があるの?
第3章 HPVワクチンにどのようなリスクがあるの?
第4章 HPVワクチンをめぐる論争
第5章 なぜHPVワクチン問題はこじれるのか?
第6章 HPVワクチンのこれから
おわりに
年表
【著者紹介】
片野田耕太 : 疫学・公衆衛生学者(がん予防)。1970年大阪府に生まれる。現在、国立がん研究センターがん対策研究所データサイエンス研究部長
江川長靖 : 分子ウイルス学者(HPV)。1975年生まれ、熊本県出身。現在、ケンブリッジ大学病理学部Research Associate(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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