Product Details
ISBN 10 : 4106108216
Content Description
世界に新しい宗教が生まれつつある。その名は「シンギュラリティ」。急速に進化する人工知能がやがて人間知を超えたとき、人間存在の意味はどこに見いだせるのか。ビッグデータとアルゴリズム、AIが支配するデジタルテクノロジーの中心地アメリカ西海岸を旅しながら、変わりゆく人々の思考様式、労働と民主主義の価値、国家と企業の未来像を見つめる。ベストセラー作家が深く問う、AI時代の人間の意味論。
目次 : シンギュラリティへの道/ 世界はどこへ向かうのか/ 「労働」から「表現」へ/ 民主主義からベーシックインカムへ/ 生化学的に定義される幸せとは/ リアルタイム化していく日常/ 「いま」と「ここ」での停滞/ 「一人」から“ふたり”へ/ 世界といかに相対して生きるか/ この先危険、リスクはあなたが負う/ 来るべき世界のいかがわしさ/ ゼロサムゲームからメルトダウンへ/ 電脳空間のなかで幸せに?/ 企業が国家の肩代わりをする/ 形なき約束の場所
【著者紹介】
片山恭一 : 1959(昭和34)年愛媛県生まれ。作家。九州大学農学部卒、同大学院修士課程を経て博士課程中退。86年、「気配」で文學界新人賞。2001年刊行の『世界の中心で、愛をさけぶ』が三百万部を超えるベストセラーとなる。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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