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片山廣子随筆集 ともしい日の記念 ちくま文庫

片山廣子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480439352
ISBN 10 : 4480439358
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

つれづれから掬い上げた慎ましい日常の中にこそ揺らぎない生の本質が潜んでいる、とその人は知っていた。美しくゆかしい随筆と短歌を集めた一冊。

【著者紹介】
片山広子 : 1878〜1957年。東京生まれ。歌人、随筆家、翻訳家。東洋英和女学校卒業、佐佐木信綱に師事し歌人として活躍、歌集『翡翆』『野に住みて』を出版。松村みね子の筆名で、シング、イエーツなどのアイルランド文学の翻訳を手がけ、坪内逍遙、森〓外らに高く評価された。1953年刊の随筆集『燈火節』(暮しの手帖社刊)は第3回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。芥川龍之介の思い人としても知られ、『或阿呆の一生』に登場する

早川茉莉 : 編集者、『すみれノオト』発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • rinakko

    アイルランド文学(特にケルトの幻想文学の印象が強い)の翻訳家として、そして歌人としての作品にはふれたことがあるが、随筆を読んだのは初めて。美しい文章が心地よかった。“私がたのもしく思つても思はなくても北の星に何の感じがあらうか? それにしても、昔からきまつたあの位置に、とほく静かにまばたきもしないで、むしろ悲しさうな顔を見せてゐる星はすばらしいと思ふ。すべての正しいもののみなもとである神も、あの星のやうに悲しい冷たい静かなものであらうか? 私はさう信じたい。”

  • 慧の本箱

    久々に随筆らしい随筆を手にした。明治から大正、昭和にかけて日々のあれこれが紐解かれ読み手を心地よく誘ってくれる。

  • 真琴

    歌人でアイルランド文学翻訳家の片山廣子の晩年の随筆集。疲れてささくれだった心に寄り添ってくれた一冊。この方のような生活や考え方が「丁寧な暮らし」なのかもしれないと感じた。

  • きょ

    梨木香歩さんの著書から関心を持ち、読んだ。渋かった。旧仮名遣いの本は初めてきちんと読んだかもしれない。片山廣子さん(松村みね子さん)のバックグラウンドにも関心が深まったし、何より、何というか、古式ゆかしい随筆といった感じに酔いしれた。調子に乗って図書館で「燈火節」を借りたら、ものすごいボリュームでおののいている。文中、特に芥川龍之介にまつわる話などは、人物がほぼイニシャルで書かれていて、当時の文壇や相関関係のあれこれをわかっていないから読み解けなかった。とにかく渋い、味わい深い。

  • 卍ザワ

    著者、70歳頃に発表した随筆集の編集版。深窓の令嬢で、ミッション系の女学校に通い、20歳頃から短歌を発表、そして芥川龍之介の思い人とか、まるで平安貴族のお姫様のような経歴。ケルト文学からの幻想的なエッセイと、良人をなくした時のエッセイが、印象深かった。

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