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死体とご遺体 夫婦湯灌師と4000体の出会い

熊田紺也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582853193
ISBN 10 : 4582853196
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2006
Japan

Content Description

死体を洗い、傷を修復、化粧をほどこして「ご遺体」にする仕事・湯灌師。CM業界から転身、湯灌師稼業10年間の著者が、4000体との出会いを通して描く、切なく不思議な現代ご遺体事情。

【著者紹介】
熊田紺也 : 1946年京都生まれ。独協大学中退後テレビCMプロダクションに入社、制作進行に携わる。30代で独立するが、バブル崩壊で倒産。借金返済のため、シルバー入浴サービスなどを経て湯潅業を起こす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • メタボン

    ☆☆☆☆ 湯灌師は大変だけれども尊い仕事だと思った。常に死者や遺族への気遣いが出来る湯灌師夫婦を尊敬した。時には惨い状態の遺体(飛び降り、焼死、溺死など)があるにもかかわらず、責務として向き合う姿勢がすごい。入浴したまま死ぬと腐乱しやすいというのは肝に銘じたい。

  • ようはん

    遺体を湯灌するというのは祖父の葬式で初めて見た記憶があるが、葬儀社の専属という訳ではなく著者のように独立して依頼に応じるというケースもある。しかし事故や自殺した遺体の処理までしなくてはならないのケースも多く、本に描かれたそうした遺体の生々しい描写は読んでいて精神的にくる。尊い仕事ではあるが自分ならギブアップしてしまうだろう。

  • あや

    映画おくりびとをきっかけに、死者の見送りに携わる納棺師という職業を知りました。この本では納棺師と同じく死者にかかわる仕事である湯灌師の仕事内容や著者がこの職に就いたきっかけ、経験などせきららに綴られたもので、湯灌師という職業に関して非常にわかりやすく、またきれいごとなど書かれていなかったのでリアリティーを感じました。ご遺体をなるべく生前の姿に近付けることや、遺族の方々に対する細心の気配りを心がける気持ちなど、湯灌師とはご遺族にとっても死者の方にとっても、本当に大切で素晴らしい職業だと感じました。

  • Mik.Vicky

    湯灌師・・・そんな職業があるなんて初めて知った。遺族にも感謝され、素晴らしい仕事だと思う。若い人ではなく、ある程度苦労を知り、死を意識するようになる年齢の人が向いていると述べているが本当にそうだと思う。自分にも出来るだろうか・・・ちょっと考えてみたけどやはり破損・腐乱した遺体を取り扱うのはできそうにない・・・

  • B.J.

    ●男は、家を失うと、「死」に追い込まれる。 ●異常死体 :病院というルートを通過しなかった遺体は、基本的には異常死体なのである。 →家庭内で起こった突然死などもこれに含まれる。 ・・・本文より

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