Product Details
ISBN 10 : 4396115229
Content Description
明治政府は、藩主出身者、いわば「元お殿様」を公使としてイタリア、フランスなどの外国へ派遣していた。彼らは外交のプロではない。現地語は話せないし、なかには洋行の経験がまったくない人もいた。ちゃんと務まったのか?とはいえ、「お殿様→公使」の転身を認められただけあって、夜会、晩餐会、国王との謁見をこなし、社交では夫以上に活躍する公使夫人もいた。また、ある公使は赴任先に妾を同伴するなど、エピソードには事欠かない。日本の“国際デビュー”顛末記。
目次 : 序章 ツルの一声/ 1章 鍋島直大―圧倒的な財力で外交の花を演じる/ 2章 浅野長勲―洋行経験なく、外交官生活も二年で終了/ 3章 戸田氏共―当代一の美人妻が醜聞に見舞われる/ 4章 蜂須賀茂韶―妾を同伴で海外赴任を敢行/ 5章 岡部長職―高い能力で明治の世をみごとに渡る/ 6章 柳原前光―権力者におもねらず、ライバルに水をあけられる/ 7章 榎本武揚―朝敵から一転、引く手あまたの「使える男」
【著者紹介】
熊田忠雄 : 1948年、福島県生まれ。早稲田大学卒業後、1970年にニッポン放送入社。報道記者、報道部長、編成局長、取締役を経て、2005年に退社。以後、早い時期に世界各地へ飛び出した日本人の足跡や江戸・明治創業の老舗商店の屋号来歴、現在居住している東京・本郷の地域史などをテーマに執筆、講演活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
Sato
読了日:2018/04/16
chietaro
読了日:2020/05/02
ちいくま
読了日:2019/11/23
phmchb
読了日:2021/10/09
さとる
読了日:2023/01/20
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

