Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• mae.dat

  読了日：2025/10/29

  シリーズ第1弾。プロローグ＋5話連作＋エピローグ。ホモ・サピエンスは求愛行動が多様で複雑だよ。本書は設定が見事で。主に20代後半から30代の女性を読者層とする雑誌『リクラ』の編集者一葉さんの話なんですが、ちょっと薹が立ってしまった(?)モデルであるアリアさんが執筆する恋愛コラムのゴーストライターをする事になってね。雑誌読者からのお悩みに答えるのですが、何故か生物の求愛行動を研究するせんせーのお話を伺って記事に纏めるのよ。アリアさんの少し上から目線だけど、歯に衣着せぬ物言いで後押しするのはなんとも心地好く。

• papako

  読了日：2024/09/12

  ずっとずっと気になっていて。文庫化されてセールになって購入しました。私たちの恋に足りないものは、野生。至言ですね。動物の求愛行動から恋愛相談に繋げるところがよかった。動物たちは遺伝子に忠実だなぁ。つばめって浮気するんだ！さてさて一葉の恋はどうなる？

• よっち

  読了日：2023/11/15

  夢破れ恋も仕事も超低空飛行な編集者の一葉。憧れのモデル・灰沢アリアの恋愛相談コラムを自分で執筆することになってしまい、「恋愛」を研究する准教授・椎堂司の噂を聞き付け助けを求めるお仕事小説。丸投げでらしい文章を書けというアリアの横暴、動物の求愛行動にしか興味がない変人・椎堂の講義をヒントに書かれるコラム、明らかになってゆく意外な過去の繋がり。二人に振り回されながらも繋がりを積み重ねてゆく中で、逆境を乗り越えてみせたアリアの矜持、そして一葉との関わりの中で少しずつ変わってゆく椎堂がなかなか印象的な物語でした。

• 遙

  読了日：2023/12/04

  生物の求愛行動から学べる恋愛指南お仕事小説。オープニングのラッコの求愛にはぞっとした笑 ペンギン、パンダ、チンパンジーと様々な生物の求愛行動に絡めて恋愛相談へのアドバイスがされていくのは、人に聞いてワンパターンな内容が返ってくるよりは断然効率的で ［私たちに足りないものは、野生だ］ と思わされるでしょう。 いつも恋愛面でウジウジ悩んでいるお友達に突きつけと効果的な一冊かもしれません。 一葉と椎堂先生の今後が気になります。 ドラマティックかつポジティブな内容で楽しめました。2巻も読みたいです。

• なみ

  読了日：2023/11/22

  雑誌編集者の一葉と、大学教授の椎堂が、野生から恋を学んでいく恋愛小説。 それぞれのキャラクターの恋愛観にしっかり芯が通っていたので、台詞に説得力がありました。失恋の描写も最高です。 『恋が苦手なパンダと先輩』が特に好きです。 切なくて苦しい恋って良いですよね……。 胸に刺さる言葉がたくさん詰まっていて、大満足の1冊でした。 動物たちの求愛の話も面白かった。 続編も楽しみです！

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