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民事裁判入門 裁判官は何を見ているのか 講談社現代新書

瀬木比呂志

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065167243
ISBN 10 : 4065167248
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

裁判の奥義と核心がわかる!衝撃の話題作『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』につづく第3弾!弁護士はいかに選ぶか?訴訟は素人でもできるのか?反対尋問のコツは?和解の弊害は?…裁判の基礎知識から訴訟の高等戦術まで、元裁判官の城山三郎賞受賞作家が伝授する!あなたの法的リテラシー、リーガルマインドを高める―学生、法律実務家、ビジネスパースン、訴訟当事者・関連者必携の一冊。日本人の普通の常識と近代法的な考え方の間にある「ずれ・溝」とは何なのか?

目次 : 民事訴訟手続の流れ―日本人は裁判嫌いなのか?/ 法的紛争が起こったら―弁護士の選び方、訴訟についての決断、本人訴訟の是非/ 訴えの提起―訴状、答弁書/ 民事訴訟事件進行のパターン/ 争点整理の実際―裁判官の訴訟指揮の重要性/ 事件を「読む」―事案の的確な把握/ 効果的な主張・準備書面とは―説得力のある主張にするために/ 証拠調べ―真実の相対性/ 事実認定と裁判官の心証形成/ 「判例」はいかに作られてゆくのか?―法的な立論と判断/ 和解のあり方とその技術/ 判決はどのように書かれるのか?/ 上訴―控訴と上告/ 日本の民事訴訟制度をよくしてゆくためには?

【著者紹介】
瀬木比呂志 : 1954年、名古屋市生まれ。東京大学法学部卒業。1979年以降裁判官。2012年明治大学教授に転身、専門は民事訴訟法・法社会学。在米研究二回。著書に、『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』(第二回城山三郎賞受賞)(ともに講談社現代新書)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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元裁判官による民事裁判の現状について書か...

投稿日:2021/06/14 (月)

元裁判官による民事裁判の現状について書かれた本です。一見法律書のようなタイトルですが、内容は民事裁判の問題点や実際に訴訟を起こす際に留意すべき事項などが書かれていて興味深いです。ただ本当に知識がない方が最初に手に取るには高度すぎるのではないかと思われます。

tr さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • awe

    民事訴訟の基礎知識や、日本の法曹が抱える構造的問題について大まかなイメージを掴むのには役立ったが、文章の癖が強過ぎて読み辛い。およそ学者とは思えない(いかにも実務家教員っぽいとまでは言わないが)ステレオタイプに基づく議論(「ごく普通の日本人」って何でしょう?)、文脈を無視したおよそ牽強付会としか言いようがない哲学書からの引用の数々、、まあ学術書ではないので問題ないのだが、最近は新書であっても論文のように厳密な形で書かれるものが少なくないなかで、違和感を禁じ得なかった。◆民事訴訟は多くの場合紛争解決の一手段

  • tieckP(ティークP)

    元裁判官による、民事訴訟についての実践的手引き。単なる手続き紹介だけでなく、裁判官がどう振るまい、考えるかを、アメリカ法との比較や心理学を援用して自己診断しており、とても知的である。文章は分かりづらいということはなく、むしろ正確かつとても上手で、司法だけでなく文学系の素養があるのが分かる。本書が分かりづらいと捉えるひとは法律用語が難しいからか、内容自体の難解さに付いていけないからだと思う。欠点は、優秀なのに上に進めなかったことでの著者の怨念がにじんでいることだが、よりショッキングな題の他の新書より控えめ。

  • NAKY

    司法修習も終盤になった時期、良書に出会った。なるほど、そうだよなと思うこと多々。起案にも役立ちそう。ただ、著者は一般への入門書にとも述べてるけど、それは無理かと。司法試験受験生でもハイブロウ。修習の民裁実務修習後になってはじめてついていけるレベル。

  • Yuichi Tomita

    再読。中身については初読の際に記載したので割愛して、印象について。 文章からあふれるプライド(ドヤ感)、「裁判官は弁護士と比べて相対的に優秀。その裁判官の中でも私は優秀な裁判官としてやってきたのだ」という自負が伝わってくる。それが時々重苦しい。

  • Yuichi Tomita

    長年の裁判官の経験を元に、民事訴訟全体を私見も交えて解説した書籍。民事裁判入門とあるが、非法曹領域の方が読んでもおそらくちんぷんかんぷんなのではないかと思う。 述べられているのは、著者が既刊の書籍でも述べられていることの繰り返しで(考え方がそう変わることはないはずなので当然だが)、随所に自らはきっちりと訴訟を運営してきたという自負が滲み出ている。酷いと感じる裁判官が存在するのも確かであり、本当は若手裁判官に読んでもらいたいのではないかと感じた。

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