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ニッポンの裁判 講談社現代新書

瀬木比呂志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062882972
ISBN 10 : 4062882973
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

裁判官というと、少し冷たいけれども公正、中立、優秀といった印象があるかもしれない。しかし、残念ながら、そのような裁判官は、今日では絶滅危惧種。近年、最高裁幹部による、思想統制が徹底し、良識派まで排除されつつある。三三年間裁判官を務めた著名が著者が、知られざる、裁判所腐敗の実態を告発する。情実人事に権力闘争、思想統制、セクハラ・・・、もはや裁判所に正義を求めても、得られるものは「絶望」だけだ。

著者について
瀬木 比呂志(せぎ・ひろし)一九五四年名古屋市生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。一九七九年以降裁判官として東京地裁、最高裁等に勤務、アメリカ留学。並行して研究、執筆や学会報告を行う。二〇一二年明治大学法科大学院専任教授に転身。民事訴訟法等の講義と関連の演習を担当。著書に、『民事訴訟の本質と諸相』、』、『民事保全法〔新訂版〕』(ともに日本評論社、後者は春ころ刊)等多数の専門書の外、関根牧彦の筆名による『内的転向論』(思想の科学社)、『心を求めて』『映画館の妖精』(ともに騒人社)、『対話としての読書』(判例タイムズ社)があり、文学、音楽(ロック、クラシック、ジャズ等)、映画、漫画については、専門分野に準じて詳しい。

【著者紹介】
瀬木比呂志 : 1954年名古屋市生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。1979年以降裁判官として東京地裁、最高裁等に勤務、アメリカ留学。並行して研究、執筆や学会報告を行う。2012年明治大学法科大学院専任教授に転身。民事訴訟法等の講義と関連の演習を担当。関根牧彦の筆名による著書もあり、文学、音楽(ロック、クラシック、ジャズ等)、映画、漫画については、専門分野に準じて詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • にいにい

    裁判の現状を元裁判官が描いた批判的な暴露本。司法は、三権分立の要なのに人事権で、組織の論理が優先される悲惨さを突き付ける。歪みない論理を持って判決されることを望むのに。指摘全てが妥当かさておき、著者は、外の安全圏から古巣を叩き、自分の考え・行動は、良心的、世界標準で、下した判決も適切と豪語し、「絶望」の宣伝を繰り返す。更に、他者には裁判を傍聴しネット等で発信することを強いりながら、自分は、参加の意志がないという姿勢は、流石、元裁判官!役人や職人を蔑むことを隠しもしない。そんな作風は、嫌いだな〜。勇気➡続く

  • のんぴ

    真偽のほどは定かではないが、日本では政治が、裁判所のみならず、検察、メディアに睨みをきかせ、「権力の番人、擁護者、保護者、忠犬」に成り下がっている。市民はもう少し、判決を吟味しコメントで疑問を呈したり、最高裁判事の信任に際しては、弁護士出身かなど経歴も加味して投票するなど、世論を形成しなければならない。司法が正常に良心に従って判決を下せるようになれば、1票の格差や原発再稼働なども違った結果になるかもしれない。判決はニュースでよく見るけど、批判的な目で見ていきたい。

  • おさむ

    「絶望の裁判所」に続く瀬木元裁判官の暴露本第2弾。名誉毀損の賠償額高騰の訳、原発訴訟や行政訴訟の信じ難い内幕、和解のプロセス等、今回も赤裸々に描いています。怒りや驚きを通り越し、笑っちゃいます。ただ、刑事裁判の話は自らの経験でなく伝聞が多いので、説得力に欠けますねw。

  • ふぇるけん

    『絶望の裁判所』に続く、日本の法曹界、特に検察と裁判官に絡む闇を論じた一冊。『絶望』もショッキングな内容だったが、こちらもまた読んでいて苦しい。司法=正義という私の中のイメージがかなり書き換えられてしまった。果敢な判決を行った裁判官は地方に飛ばされ、自浄作用が働かない組織がどこまで腐敗してしまうのか、まるで出口のない迷路のようだ。

  • てつのすけ

    前作「絶望の裁判所」に引き続き、裁判所の実状が描かれている。 著者の主張を、すべて受け入れることはできないが、それでも現在の裁判所は堕落してしまっている。 一気に改革することはできないであろうが、変わることを期待したい。

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