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掬えば手には 講談社文庫

瀬尾まいこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065404119
ISBN 10 : 4065404118
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan

Content Description

平均的な身長体重。勉強も運動もすべてが普通。
何の取り柄もない僕はある日、人の心を読めるという特殊な能力に気がついた。
おかげで人に寄り添う声かけができるはずなのに、アルバイト先の常盤さんは心を開いてくれなくて‥‥。
僕にできることってなんだろう?

ロングセラー『幸福な食卓』、
本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』、
映画化『夜明けのすべて』、
日本中の読者から愛される感動作の数々を紡ぐ著者による、究極に優しい物語。

オムライス店NONNAのメンバー
梨木匠(19)平凡なことが悩みの大学生。珍しくこの店で長続きしているバイト。
常盤冬香(21)看護学校2年生。なかなか心を開いてくれない。
大竹さん(39)口も態度も悪い困った店長。実は世話好き‥‥?

オムライス店NONNAのその後を描いたアフターデイズ2編を収録!

【著者紹介】
瀬尾まいこ : 1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年デビュー。’05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、’08年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、’19年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。’20年に刊行された『夜明けのすべて』は映画化され、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品されるなど、大きな話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふう

    瀬尾さんの作品はどれも心にしみるすてきなものですが、「夜明けの⋯」「その扉を⋯」は、加えて登場する人々の考え方や生き方がとても好きでした。この作品で、その『好き』がますます強くなりました。はじめのうちはドラえもんTシャツくらいの温かさを楽しんでいたのですが、バイトを始めてから、店長とのやりとりやバイト仲間への思いに笑いと切なさが入り混じって、本が閉じられなくなってしまいました。人の気持ちが読める力より、その人のために自分に何ができるか考え行動する力の方がずっとずっとすごい。店長もきっとそう思ってますよね。

  • エドワード

    平凡な大学生・梨木匠は「他人の心がわかる」特殊能力がある、と信じている。中学高校の時、様子がおかしい生徒を機転をきかせて救ったからだ。これは特殊能力かな。メインはそれからだ。匠がバイトをするのは口の悪い店長・大竹のオムレツ店。常盤冬香という女性がバイトに加わるが、彼女は心を開かない。代わりに少女の声が聞こえる。冬香の心を開こうとする匠は大竹の誕生会を企画する。冬香、匠、大竹の心が、徐々に変化する過程が面白い。冬香の意外な秘密。看護関係のバイトへ変わる冬香の送別会のなんと優しいこと。人は変われるものだね。

  • D

    心が読めるという大学生の物語。やはり瀬尾まいこ先生の世界が大好きです。優しくて、温かい。意外なところがつながったりして、本当に面白かった。

  • ちかこ

    心があたたかくなった。 オムライス食べたくなった。 走りたくなった。 なにかマラソンに参加したくなってうずうずしちゃった。 出てくる人みんないい人。 店長もなんだかんだいい人で良かった。

  • カブ

    なにもかもがあ平均的な男子、梨木君。バイト先の口の悪い店長、大竹。バイトの新人、常盤さん。個性的な登場人物の心に寄り添うような梨木君がなんかいい感じ。

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