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夏の体温 双葉文庫

瀬尾まいこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575528510
ISBN 10 : 457552851X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

 夏休み、小学三年生の瑛介は血小板数値の経過観察で一ヶ月以上、入院している。退屈な病院での日々。そんなある日やって来たのが「俺、チビだけど、九歳」と陽気に挨拶する同学年の壮太だった。低身長の検査入院らしい。たちまち打ち解けた二人。でも一緒にいられるのは、あと少ししかない――表題作「夏の体温」。大学生男女の新たな歩みを描く「魅惑の極悪人ファイル」と掌編「花曇りの向こう」の全三編。ビターな想いをじんわりと温かく包みこむ、瀬尾ワールドの真骨頂! 文庫版特典として、巻末にエッセイを収録。 

【著者紹介】
瀬尾まいこ : 1974年大阪府生まれ。大谷女子大学国文科卒業。2001年『卵の緒』で第7回坊っちゃん文学賞大賞を受賞しデビュー。05年『幸福な食卓』で第26回吉川英治文学新人賞、08年『戸村飯店 青春100連発』で第24回坪田譲治文学賞、13年に第31回咲くやこの花賞文芸・その他部門を受賞。18年『そして、バトンは渡された』で「キノベス!2019」第1位、19年に第16回本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kazuko Ohta

    趣の異なる短編3つ。どれがいちばん瀬尾さんらしいかと考えたら、10頁に満たない3つめかも。2つめは皆が腹黒だと名指しする大学生男子に取材を申し込んだ女子大生作家が主人公でちょっと異色。1つめは夏の病院に入院中の少年2人の交流。こうして書くとありがちな感動話に聞こえそうだけど、長期入院中の僕と、低身長で検査入院する彼との数日間のやりとりは時に笑いを誘います。最期の入院中だった私の母に「またね」と言うと「“またね”あるかな」と言っていたのを思い出して、結局いつものように瀬尾さんに泣かされてしまうのですけれど。

  • やな

    懐かしいような、ほっこりするお話でした。

  • mayu

    久しぶりの瀬尾さん。やー、めっちゃ良かった。 友情が描かれる三編の短編どれも良かったけど、表題作が特に良い!!小学三年生の瑛介と壮太の短い夏の思い出。まだまだ子供なのに自分のことを客観的に見るような視点を持って、頑張って大人になろうとしている姿に胸がギュッとなるし二人の友情に涙が止まらなかった。「魅惑の極悪人ファイル」も良かったなぁ〜こういう友情もあるのかと少しうらやましくなるような2人だった。どの話も読み終えた後の余韻をずっと味わっていたいと感じた一冊だった。

  • 坂城 弥生

    表題作より『魅惑の極悪人ファイル』のが好きだったなあ。

  • ひでちん

    表題作含む全3編の単独短編集+α巻末に文庫特典の筆者随筆付。 表題作[夏の体温]:長期入院中の小3男児と2泊3日の検査入院で来た同学年男児との短い日数も内容の濃い友情物語。入院中だが、幼児が命の危険に晒される描写(個人的に好みで無い)は皆無なので安心して読める。 いつ退院出来るか解らぬ長期入院の瑛介と検査入院なので2泊3日の壮太‥‥仲良くなればなる程に別れが辛いという描写は読んでいても辛くて、やっぱり泣いてしまった‥‥やはり乳幼児が入院する等の描写はキツいのはキツいが、瀬尾先生作なので読めた感じ。

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