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君が夏を走らせる 新潮文庫

瀬尾まいこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101297743
ISBN 10 : 4101297746
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan

Content Description

不良少年の夏休みのバイトは子守!? 泣き止まない女の子相手に大奮闘。本屋大賞作家・瀬尾まいこに私たちはまたも涙させられる。


【著者紹介】
瀬尾まいこ : 1974(昭和49)年、大阪府生れ。大谷女子大学国文科卒。2001(平成13)年、「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年、単行本『卵の緒』で作家デビュー。’05年、『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、’08年、『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、’19年、『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さてさて

    「あと少し、もう少し」で二区を走った大田君のその後を描いたこの作品。『-やいやいやい-と泣き出す鈴香』、なんとあの大田君が1歳10ヶ月の子供の面倒を見るアルバイトを始めるところから作品はスタートします。アルバイトと言ったってまったく経験のない育児は大変です。『ぶんぶー』、『でったー』、そもそも子どもの言葉なんて意味不明。何をやっても泣き止まない鈴香。そんな育児に奮闘する大田君の姿の中にまだまだ無限の可能性が残っていることを感じるこの作品。「あと少し、もう少し」の世界観の奥行きが深まるのを感じた好作でした。

  • mae.dat

    『あと少し、もう少し』の大田くんが主役と聞いていて、このタイトルですから、ランナーと話だと思うじゃないの。全然違って。鈴香ちゃんかーいーね(ˊᗜˋ*)。鈴香ちゃんとの交流を介して成長しました。将来に向けて目標や目的を見つけられると良いですね。儂はこども達に好かれる体質らしくてね、甥姪が小さかった頃、儂のことをジャングルジムか何かと勘違いしている嫌いがあったりね。未入学児の坊主をキッズコーナーで遊ばせていると、別の子がやって来たりね。その子のお父さんを放って来るので、気まずい思いをしたのも、好い思い出です。

  • hitomi.s

    意外な存在が自分の大切になることがあるし、大切になった途端にひらける視野がある。そこを「なんとなく」で通り過ぎてしまうのは、楽ちんだ。見落とさずに、感じたり考えたり飲み込んだり…大変だけれどさ、悪くないよね。長い長い梅雨があって暑い暑すぎる夏になる。こんな時期にぴったりな本でした。大切におもう気持ちを、大切にして年をとっていきたいな。

  • いなとも

    「あと少し、もう少し」から2年後の大田君が登場。その時は縦横無尽(?)の活躍を見せた彼の微笑ましくてあたたかい子守奮闘記。特に事件が起こる訳でもないが気づいたらもう一気読みしてた。「あの人」も登場するから前作を読んでいればなお面白い。

  • 昼寝ねこ

    【ネタバレ注意⚠️】大田君が帰って来た。『あと少し、もう少し』で中学駅伝大会2区を走った不良少年の大田君も高校生。先輩の家庭の事情で小さな子のベビーシッターを1ヶ月間だけ無理矢理引き受けさせられた。相変わらず不良で高校にもほとんど行ってない大田君だけど義理固く真面目で料理上手。エネルギーの塊のような2歳前の子を相手に大奮闘する。そんな大田君だから子供だって次第に心を通わせる。前作で不良だけど見所のあるヤツだったが今作も同じだ。頑張れ大田君。大田君の夏はまだ終わってないぞ。これからもずっと応援してるぞ📣

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