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そして、バトンは渡された

瀬尾まいこ

User Review :3.0
(4)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163907956
ISBN 10 : 4163907955
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan

Content Description

血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

【著者紹介】
瀬尾まいこ : 1974年、大阪府生れ。大谷女子大学国文学科卒。2001年、「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年単行本『卵の緒』で作家デビュー。2005年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞を、2009年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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作品のタイトルである『バトン』とはいった...

投稿日:2021/07/25 (日)

作品のタイトルである『バトン』とはいったいなんなのか?最後まで読んで納得しました。 子供が居ると◯◯が増えるという表現が印象的でした。

A.Y さん | 愛知県 | 不明

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本屋大賞受賞ということで絶賛されていたの...

投稿日:2021/04/20 (火)

本屋大賞受賞ということで絶賛されていたので読んでみました。全体的にほのぼのとした感じではあるものの、軽い感じで、淡々と読み進めてなんとなく読み終ってしまったという印象の本でした。

タラ さん | 東京都 | 不明

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ヤマ場はあんまりなかったけれども、全編を...

投稿日:2021/04/11 (日)

ヤマ場はあんまりなかったけれども、全編を通して”ほんわか”でした。……今回私に書かれた所見は、さつきちゃんの一学期のとほぼ同じ。……三十八人も生徒がいたら、同じようなメッセージになるのもしかたないのかもしれない。「もっとよく見て書いてほしいよねえ。優子ちゃんだったら、そうだな。近所の人に礼儀正しくあいさつし、……」大家さんが言うのに、私は顔が真っ赤になった。

serena26 さん | 愛知県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    2019年本屋大賞ノミネート&ブランチBOOK大賞2018ということで、読みました。ノミネート作9/10、瀬尾 まいこ、初読です。本書は、発売されてから1年以上経過しているので、新作ハンターとしては失格です。イレギュラー・ファミリー・コメディとして、佳い作品だと思いますが、大賞を獲る程の勢い&感動はないので、3〜5位レベルではないでしょうか?続いてラストのノミネート作『さざなみのよる 』ですが、図書館の予約の関係で本屋大賞発表までには、読めそうにありません。

  • nanako

    読んでいる途中は、フラットな物語の展開に「?」「この先、どうなっていくんだろう…」と思うこともありましたが、後半、どんどん面白くなっていきました。森宮さんのキャラクターが最高で、優子との会話は読んでいて楽しかったです。感動がじわじわくる感じで、特に森宮さんが一人称で語る最後の数ページは本当によかった!登場人物が皆いい人で、主人公のことを考えてバトンを渡していく…。平成最後の日に、素敵な本を読めてよかったです。

  • ヴェネツィア

    設定はいたって特異。主人公の優子には3人の父親と2人の母親がいる。もちろん、同時にではなくて、それぞれの時期にそれぞれの事情があってのことなのだが。優子が置かれた状況を客観視してしまうと、これはもう普通には不幸な境遇である。にもかかわらず、優子は常に明るい。無理矢理に健気だというわけでもない。これはもう天性のものか。最後の父親となったのが、森宮さん。これまた世間の常識からは、奇妙な親子のちょっと奇妙な共同生活である。そして物語は同時に優子の成長をもさりげなく描いてゆく。トータルには涼風が吹き抜けるような⇒

  • 青乃108号

    去年、図書館で予約しようとしたが100人を超える順番待ちで一旦諦めていた本。その本は、かなりくたびれた状態で回ってきた。なるほど、これは人気作になる。見事に作品のテーマを表し切っているタイトルと装丁画。森宮さんと優子の関係は俺と娘のそれと一致しているが、俺は森宮さんほど人間が出来ていないのでもし今妻に去られたら娘と一緒に暮らす自信はない。今では娘と話す事も殆ど無くなってしまった。家族。会話。あとご飯。色々疲れてしまっておざなりになっている大事な事に改めて気付く。そしてそのエンディングに俺の涙腺は崩壊した。

  • ウッディ

    3人の父親と2人の母親がいて、4回も苗字が変わった優子。複雑な家庭事情にも関わらず、誰からも愛されて素直に育った優子は、今は少しずれた愛情と親としての責任感を持つ森宮さんとの2人暮らし。2人の会話がほのぼのしていて面白く、料理やスイーツがとても美味しそうだった。瀬尾さん小説に出てくる人は、良い人ばかりで、安心して読めます。クールな向井先生の手紙にあった「あなたみたいに親に沢山の愛情を注がれている人はなかなかいない」という言葉が印象的だった。周囲の人を大切にしたくなる物語だった。とっても面白かったです。

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