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そして、バトンは渡された 文春文庫

瀬尾まいこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167915544
ISBN 10 : 4167915545
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan

Content Description

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。血の繋がらない親の間をリレーされながらも出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき―。大絶賛の本屋大賞受賞作。

【著者紹介】
瀬尾まいこ : 1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年、単行本『卵の緒』でデビュー。05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞を、09年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞を、19年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さてさて

    バトンを渡した走者は、次の走者の走りを見守るのみです。決して手を出すことはありませんし、手を出すことはルール違反です。でもみんなバトンのことを忘れたりはしません。自分の役割が終わった後もバトンの受け渡しをずっと見守り続け、バトンが未来に受け渡されていくことに声援を送り続けます。この作品を読み終えて、自分というバトンを今日まで繋いでもらったことへの感謝の気持ち、そして今度は自分が明日にバトンを繋いでいくんだという自覚の芽生え、自分の周りに見えていた景色が少し変わったようなそんな思いにさせてくれた作品でした。

  • hitomi.s

    これは、やられました。読み終わったのがお家で良かった。声出して泣いた。私が欲しかったものが、はっきり書かれていた。私が欲しかったものだ。もう過去も変えられないし、今欲しいと縋っても響くことはないのは絶対だし。今の私は、私の中の子どもの自分を理解して抱きしめるくらいが精一杯だ。自分を、わかってあげたい。まだ少しわかっただけでまだ遠いのかもしれない。何年かかっても、私は私を幸せにするぞと企み続けようと思う。読んで良かった。ありがと。

  • ykmmr (^_^)

    本音を言う。やはり、主人公の優子が凄い。昔、私たちの世代で似たようなアニメ(最初、漫画本)があったけれども、あれだって、主人公は同じような出来事に抵抗していたのに。変に、『慣れっこ』になりすぎてしまっているのか、その時その時をスッと受け入れている。優子と同じように腹を括れるヤツは、この世にどれくらいいるのか⁇でも、学校の友人関係に悩んだりは、やっぱり普通の女の子なのね。彼女のの親たちも、皆、自分の感情に正直で、自由奔放なのだけど、優子に対する『愛情』は絶大で、優子もそれを理解出来ていたからこそ、

  • おたま

    娘から借りて読んだ、瀬尾まいこの初めての本。2人の母親と3人の父親を持つ優子。第1章時点では高校3年生で、森宮さんが父親。高校での出来事と、過去のそれぞれの親だった人たちとの触れ合いが交差していく。そんな複雑な家族の状態だが、優子は何も困ったことはない。その時点では、森宮さんとの二人暮らしだけれど、優子は素直に元気に、明るく暮らしている。森宮さんとの関係も笑えるほど良好。それまでの親たちの様々な愛にも包まれて。でも、どこかに何か優子が伺い知れない感触を感じる。短い第2章でそれは明らかになる。感涙の第2章。

  • イアン

    ★★★★★★★☆☆☆本屋大賞を受賞し、2021年に映画化された瀬尾まいこの長編。産みの母を亡くし17年間で家族形態が7回も変わった優子。父3人に母2人。壮絶な人生かと思いきや、しかし全然不幸ではないのだ。彼女が初めて自分の意志で苗字を変えようとする時、去来する想いとは…。まるで甘いカフェオレを飲んだ後のような多幸感。登場する親たちの優子に対する深い愛情、とりわけ森宮の覚悟を知るにつれ、このような継父ばかりなら世の児童虐待の大半は無くなるのだろうと思いを馳せた。でもやはり私は苦味のあるコーヒーの方が好きだ。

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