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小説 進撃の巨人 Lost Girls Kcデラックス

瀬古浩司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784063770964
ISBN 10 : 4063770966
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Series
:

Content Description

テレビアニメ「進撃の巨人」の脚本家・瀬古浩司が書き下ろすスピンオフ・ノベルが誕生。ミカサの、アニの、あの日の知られざる物語。

「ミカサとアニの抱え込んでいるものにどうしようもなく興味を(そして心を)惹かれ、それと同時におそらくは彼女たちの抱え込んでいるであろうものを自らの手で書くことによって、彼女たちのことをより深い部分で理解したかった、ということになると思う。」
瀬古浩司

アニメ「進撃の巨人」のブルーレイの初回特典として、収録されていたビジュアル・ノベル「ミカサ外伝」「アニ外伝」。その話題作を、アニメ「進撃の巨人」の脚本家が、完全小説化!さらに特別書き下ろし「Lost Girls」を収録。

ミカサの、アニの、あの日の知られざる物語。


『Lost in the cruel world』
「急いだ方がいい。そうしないと君は二度とエレンくんに会うことができなくなる」ミカサは鏡男の顔を見た。しかしそこに映っているのは歪んだ自分の顔だ。ミカサは呼吸を整え、恐る恐る訊いた。「おじさんは誰なの?」

『Wall Sina, Goodbye』
アニはため息をついた。超大型級のため息。こういう一日がある。ほんのささいなことから大きな面倒に巻き込まれるという一日だ。今日はその典型的な一日だ。額に入れて飾ってもいいくらい、見事に典型的だ。

『Lost Girls』
日の光はさきほどよりもずっと弱く、窓の外には夕暮れの気配が色濃く漂っていた。静かな風が吹き、樹木の葉を揺らした。「アニ、あなたは何を抱え込んでいるの?」 アニはミカサに視線を戻した。そしてまた肩をすぼめた。

「瀬古さんが進撃のアニメを素晴らしいものにしてくれた要因であることは、これを読めばよくわかるはずです」
――――――「進撃の巨人」漫画家 諫山 創 

何故ミカサとアニの物語なのか(二人の無口な少女の物語であることの必然性)については明確な理由が存在するが、それを説明しはじめるととても長い話になるので、ここでは割愛させていただく。ただ――『進撃の巨人』という作品にほんのわずかでも関わらせていただいた身として――一ひと言だけ言わせていただけるなら、ミカサとアニの抱え込んでいるものにどうしようもなく興味を(そして心を)惹かれ、それと同時におそらくは彼女たちの抱え込んでいるであろうものを自らの手で書くことによって、彼女たちのことをより深い部分で理解したかった、ということになると思う。
――――――アニメ「進撃の巨人」脚本家 瀬古浩司

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あさこ

    アニ好きの娘に薦められて読みました。私はミカサ好き。アニの話はわかりやすく面白かった。ミカサの話は複雑で、、、。あったかもしれない、なかったかもしれない話なんだろうけど、なんか深読みしてしまう。本編とは離して読んだ方がいいんだろうけどついね。

  • 米倉 涼子

    ★☆☆☆☆何でこんなに進撃系の小説を買ってしまったのか。漫画は持ってないのに。ミカサの話はなんだか回りくどくてよく分からないし、アニの話は陳腐なミステリー。2人の交錯するストーリーが読みたかったけど、交わるのは最後の数ページのみ。進撃の巨人の強烈なファンなら楽しめるのだろうが、やっぱりオリジナルに勝るものは無いんだと認識した。

  • mitsu44

    進撃の巨人スピンオフ。 ミカサとアニのあったかもしれない話。アニの話はまあまあ面白かったけど、全体として時間を掛けて読むほどの面白さはなかった

  • かおる

    DVDの初回特典のBlu-rayビジュアルノベルゲームを書籍化したもの。Blu-rayプレイヤーが無いわたしには有難い一冊。アニ外伝は一つの推理モノとして楽しめた。リヴァイ外伝はコミックとアニメ化でメディアミックス化したけど、残りの、エレン&リヴァイ外伝はどうなるんだろう?

  • 東雲

    ミカサとアニのスピンオフだったり、ありえたかもしれない話だったり。読まなくても本筋には関係ないのだけれど、少しだけ二人に近付くような物語。LOST GIRLSのタイトルが秀逸だと思います。二人に共通するある種の諦観、その曖昧なものの正体の輪郭を浮き上がらせるような物語でした。書いてるのが脚本家の方なんですね。私は世界観を崩さない二次創作は好きだし、こういう文体もこう言った物語への切り込み方が好きなんですが、そうでない人も居るんですね……。私個人としてはミカサやアニが好きな人には是非読んで欲しいと思います。

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