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ISBN 10 : 4480511741
Content Description
日本人は、西洋から何をいかに学んで明治立憲体制をつくったのだろうか。憲法制定のルーツを明治初めの岩倉使節団にまで遡り、不平等条約改正に向けた諸国調査を原点としていた明治国家形成の動きが、やがて「徹頭徹尾日本的」な立憲君主制への道に転じていく過程を、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文、山県有朋らの西洋体験を通して描き出していく。日本型立憲国家誕生のドラマとしてのみならず、西洋文明受容をめぐる思想史としても高く評価された角川財団学芸賞・大佛次郎論壇賞ダブル受賞作に、大久保利通論、伊藤博文論を増補した待望の完全版。
目次 : 序章 西洋体験としての明治憲法成立史/ 第1章 岩倉使節団の憲法体験―万国公法から憲法へ(旅立ち/ 珍道中/ 視察の情景/ 岩倉使節団の国制論)/ 第2章 伊藤博文の滞欧憲法調査―憲法から国制へ(伊藤の再渡欧―明治一四年の政変/ ベルリンの憂鬱―議会制度への暗雲/ 起死回生のウィーン―国制への開眼/ その後の調査)/ 第3章 山県有朋の欧米巡遊―もうひとつの「憲法」調査(明治憲法が成立したとき/ 山県有朋の欧州視察/ もうひとつの「憲法」調査)/ 終章 外から見た明治憲法(国際的に認知された明治憲法/ 明治憲法の求心力と遠心力―伊藤と山県)/ 補章(1) 大久保利道と立憲君主制への道(大久保の天皇観/ 立憲君主に向けて/ 君主としての可視化)/ 補章(2) 日本憲法史における伊藤博文の遺産(日本の憲法文化?―大日本帝国憲法と日本国憲法をつなぐもの/ 伊藤の憲法観―「一片の紙切れ」/ 明治憲法の成立―伊藤の国家デザイン/ 進化する「憲法」―国民による政治へ/ 伊藤博文の遺産)
【著者紹介】
瀧井一博 : 1967年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学)。専門は法制史(国制史、比較法史)。国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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うえぽん
読了日:2024/12/07
nagoyan
読了日:2023/04/13
さとうしん
読了日:2023/05/15
馬咲
読了日:2023/05/28
フクロウ
読了日:2023/05/06
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