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ISBN 10 : 481091321X
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ゆるぎない、とらわれない…こんな男たちが、現代には必要だ!明治維新の立役者である勝海舟と西郷隆盛。無謀と思われた江戸無血開城実現の背景には、敵対する立場に身をおきながらも互いを認め合う両者の人格的な結びつきがあった―金言至言の宝庫として名高い海舟の談話集『氷川清話』、西郷の語録『南洲翁遺訓』をテーマごとに分類。比較・対照を試みることで、驚くほど近い傾向をみせる思考や哲学をあぶりだす。気鋭の歴史学者による意欲作。
目次 : 序章 江戸開城談判/ 第1章 坦々たる大道のごとく―自己修養の道(畢竟、自己の修養いかんにあるのだ/ 人間は平生踏むところの筋道が大切 ほか)/ 第2章 円転豁達の妙境―こだわりを捨てる(横井の識見/ 物事に執着せず、拘泥せず ほか)/ 第3章 一時も休まず進歩すべし―現状を打破する(批評は人の自由、行蔵は我に存す/ 仕事をあせるものに、仕事の出来るものではない ほか)/ 第4章 人は捨つべきではない―海舟と西郷の組織論(どんな人物があるか、常に知っていなくては困る/ 役に立たぬといっても、必ず何か一得はあるものだ ほか)/ 第5章 処世の秘訣は誠の一字―過去・現在・未来(知己を千載の下に/ 専心一意、ほかの事は考えない ほか)
【著者紹介】
濱田浩一郎 : 歴史学者、作家、評論家。1983年、兵庫県相生市出身。皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。兵庫県立大学播磨学研究所研究員・姫路日ノ本短期大学講師・姫路獨協大学講師を歴任。現在、大阪観光大学観光学研究所客員研究員。現代社会の諸問題に歴史学を援用し迫り、解決策を提示する新進気鋭の研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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