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京菓子と琳派 食べるアートの世界

濱崎加奈子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784473040398
ISBN 10 : 4473040399
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

京菓子とは、江戸時代の京都において誕生した、世界でも稀なる芸術的な菓子である。琳派とは、俵屋宗達や尾形光琳らに私淑した芸術家による日本文化の一大潮流である。いずれも、自然とともに生きる日本人の繊細な感性を反映している。つまり、王朝文化の長い歴史や茶道文化の美意識の上に成立する知的なアートといえよう。本書は、琳派をテーマに制作された京菓子を紹介しながら、日本文化の奥深さを伝えようとするものである。

目次 : 京菓子とは何か―琳派から考える/ 食べるアート 琳派の世界

【著者紹介】
濱崎加奈子監修 : 京都大学文学部(美学美術史学)卒。東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論)博士課程修了。学術博士。伝統文化に込められた知恵と美意識から学び・遊び・広める「伝統文化プロデュース連」を主宰。現在、公益財団法人有斐斎弘道館館長のほか、専修大学文学部准教授、北野天満宮和歌撰者などとして、多方面で活躍

勝冶真美 : 広島市立大学国際学部卒。公益財団法人有斐斎弘道館学芸員を経て、現在、京都芸術センタープログラムディレクター。工芸をはじめとする展覧会やワークショップの企画、コーディネートを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヒデミン@もも

    毎夜寝る前にため息をつきながら読んでいた本。「食べるアート」とあるように、眺めているだけで夢うつつ。江戸時代の菓子の木型。お干菓子苦手だったけど、いつの間にか大好物に。千鳥、光琳菊。食べたい。でも主菓子は勿体無くて食べれないなぁ。

  • なる

    日本画における一大流派として近年に採り上げられることの多い琳派と、その技巧や美しさからある意味でアートとまで言われる京菓子。この二つに共通項を見出して琳派の作品をイメージして作られた京菓子を紹介する。『燕子花図屏風』や『風神雷神図屏風』など、よく知られる意匠を見事に組み込んだ京菓子の数々には見惚れるばかり。尾形光琳と「硯箱」や「しだれ紫」、俵屋宗達と「野に遊ぶ」、酒井抱一と「富士と太陽」、鈴木其一と「秋興」、「背景」「十六夜」あたりが好み。

  • しゅてふぁん

    琳派から創造された京菓子は、もうほんとにどれも上品で美しい。見惚れる、とはこういうことを言うんだな。紹介されているものは想像以上の技術や手間ひまがかけられていて、一点一点がアートとして固有の『作品』とのこと。納得。京菓子は江戸時代に誕生したとはいえ、王朝文化が根底に流れているということは理解できた。古典を読んでいても、言葉も生活習慣も着ている服も違い過ぎて、なかなか今の時代に繋がっているとは感じにくいけれど、こういった『和』の伝統は確かに受け継がれていると実感できて嬉しい。

  • ページをめくると、シンプルで艶やか、童心に戻るような京菓子に出会う。自然をとことんまで観察することから生まれるアート。琳派との共通点も興味深い。

  • 雷華

    日本画の琳派と京菓子の関係から、琳派の美術品をモチーフにした和菓子まで…。読みづらかったり、ページの配置に少々問題があるものの、和菓子がどれもシンプルで可愛かったり、綺麗だったりで目の保養でした(ノ´∀`*)

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