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Sick 2 -感染性アクアリウム-ガガガ文庫

澱介エイド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094531107
ISBN 10 : 4094531106
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
花澤明 ,  

Content Description

なんの脈絡もない突然の自殺。その方法は必ず溺死。不可解な連続自殺にフォビアが絡んでいると見た霊能探偵、立仙昇利は、見た人を溺死させる不気味な魚の絵に辿り着き、叶音に調査を依頼する。絵を鍵に概念世界“ゾーン”へ潜った叶音が見たのは、強大な生物の棲む美しい海だった。更に現実世界で絵の作成者を辿っていた昇利は、逆に絵に見入られ、精神世界へと引き摺りこまれてしまう。現実と概念世界が交錯する混沌の中、信じられるのはただ一つ、胸に宿した信念だけ。正義が闇と幻想を貫く、サイコアクション第二巻。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    都市伝説と共に起きた絵を見たものは溺死する連続怪死事件。理から外れた事件を前に警察が手をこまねく中、霊能探偵・立仙昇利が動き出す第二弾。死へと誘う謎の絵の流通を食い止めるために現実世界を奔走する昇利。一方、精神世界から手がかり探して、謎の絵の縁を辿り絵の作者のゾーンへと接続を試みる叶音と逸流。逸流によって紐解かれる昇利のおぞましい過去と、叶音を守る本当の理由。とある姉弟の関係も絡めながら描かれる過去や葛藤があって、苦しみながらも乗り越えて食い止めた彼女たちでしたけど、まだまだ不穏な展開は続きそうですね…。

  • 真白優樹

    見た者を溺死させる絵の怪異を追う中、あまりにも広大なゾーンに叶音が囚われ、逸流が昇利の心の歪みを抉り出す今巻。―――その胸を焦がすは、焦げ付き止めれぬ真っ黒な業火。 一組の姉弟が巻き起こした事件を巡りそれぞれの場所で調査をする中、昇利が抱えた心の闇が明かされる巻であり、その悍ましい過去が叶音達と繋がる、より深くダークな方向に突き進んでいく巻である。もう誰にも止められぬ、ならばそこで何を選ぶ。静かに、確かに戦いの時が迫る中。表舞台に復帰したツヅリが運んでくるのはどんな悪夢か。 次巻も勿論楽しみである。

  • リク@ぼっち党員

    相変わらずクソほど重いな…。でも昇利のおかげで前回ほどの救いようがない話にはなっていなかったかな。やはりおっさんは偉大。その分昇利の抱く正義をつついて叶音、というよりは逸流の考えを浮き彫りにさせる展開が上手い。幸せの定義なんて人によって異なり、誰かにとっての正義を押し付けることが、誰かの正義を損なうことになる。それを理解して貫く意思を見せたんがから、昇利は狂ってはないと思うし、立派だと思うけどな。それも再び極大の悪意に触れたらどうなるかわからないけど。今後逸流や教団がどう動くのか。

  • 水無月冬弥

    澱介エイド先生(@Orisuke_Aid)の #ラノベ  陰惨すぎて続かないと思ったら2巻がでました。しかし、昇利はいいおじさんですね。確かに利己的かもしれませんが正義を貫こうとする姿勢は素敵です。ただもう手遅れな気が……、最後、なんか怪しげな展開になっていますが、人間が敵になるのかな?

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