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恋ふらむ鳥は 光文社文庫

澤田瞳子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334107338
ISBN 10 : 4334107338
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan

Content Description

額田王は、宝女王に取り立てられ、葛城王子の仕切る宮城で宮人としての勤めに邁進している。葛城の弟である大海人王子とは十市王女という娘までなしたが袂を分かち、歌詠みとして生きる道を模索するが−−。百済の復興を目指しながら大敗を喫した白村江の戦い、古代史上最大の内乱と言われる壬申の乱、激動の飛鳥時代を生き抜いた歌人の半生を描いた大作。

【著者紹介】
澤田瞳子 : 1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士課程前期修了。専門は奈良仏教史で、奈良制度史や正倉院文書の研究に携わった。2010年、『孤鷹の天』でデビューし、’11年に同作で第17回中山義秀文学賞を受賞。『満つる月の如し 仏師・定朝』で’12年に第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、’13年に第32回新田次郎文学賞を受賞。’16年『若冲』で第5回歴史時代作家クラブ賞作品賞と第9回親鸞賞を受賞。’20年に『駆け入りの寺』で第14回舟橋聖一文学賞を受賞。’21年に『星落ちて、なお』で第165回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • てつ

    題名の「恋ふらむ鳥は」は主人公の額田王のものとされる和歌からのもの。作中の漢王子との関係性は見もの。しばし震えた。古代史最大の内乱と呼ばれる壬申の乱までの時代をしっかりとした額田の視線で描いた傑作。たぶん再読するのだろうな、と確信する一冊。いろんな読み方ができる本です。

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