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にたり地蔵 公事宿事件書留帳7

澤田ふじ子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344404656
ISBN 10 : 4344404653
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「地蔵さまがわしに笑いかけはったんどす。そしてすくっと立ち上がり、どっかへいってしまはりました」笑う地蔵が目撃され姿を消す。続けて地蔵の身代金要求の脅迫状が町年寄の元に。菊太郎は金の受け渡し場所へ出向くことになったのだが…。笑う地蔵の正体は?真犯人の目的は?公事宿の居候・菊太郎が怪事件を解決する、シリーズ第七作。

【著者紹介】
澤田ふじ子 : 1946年愛知県生まれ。愛知県立女子大学(現愛知県立大学)卒業。73年作家としてデビュー。「陸奥甲胄記」「寂野」で第三回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • onasu

    NHK(2002年)でドラマになっていたのか。当時、時代小説には興味なかったからな。  改めて思うのは、シリーズを通してそこここに描かれる京の気風と歴史ネタ。今回も京の都に吾妻夷の出先機関が、てな住む者目線がある一方、日本の通貨のみになったのは、幕府が大量に寛永通宝を鋳造してから、なんて歴史ネタも挟まれる。  そして何よりが、著者をして描かれる、欲をかく人間像。表題作を始め、「ふるやのもり」、「最後の銭」なんかも懐の深さが感じられ、それぞれに菊太郎が関わり、軟着陸させていく。読み心地のいいシリーズだ。

  • kazu@十五夜読書会

    公事宿事件書留帳シリーズ7弾。表題作「にたり地蔵」含むほとんどが架空の話でない。あとがきを読んで、なるほどと思いました。@ 闇の掟 A 木戸の椿 B 拷問蔵 C 奈落のみず D 背中の髑髏 E ひとでなし F にたり地蔵 G 恵比寿町火事 H悪い棺 I 釈迦の女 J 無頼の絵師 K 比丘尼茶碗 L 雨女 M 世間の辻 N 女衒の供養 O 千本雨傘 P 遠い椿 Q 奇妙な賽銭 R 血は欲の色

  • こうよし

    ふるやの話が面白かった。勧善懲悪に見えてそうでもなく、人死にが少なく、グレーなところで落とすのもいいなあと思います。

  • NON-BAY

    「旦那の凶状」・「最後の銭」は、すーっとした気分になりました。特に、「最後の銭」の“人には見せてはいけない三つの顔”に納得。

  • sigematm

    55点

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