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准教授・高槻彰良の推察ex3 角川文庫

澤村御影

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041159798
ISBN 10 : 4041159792
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ゼミ合宿の写真を見ながら、
尚哉は写真にまつわる高槻の講義と、
ある絵についての依頼を思い出す。
それは女子校の美術部にある絵で、
「絵から抜けだした女を見ると呪われる」らしい。
高槻は早速調査に向かうと言い出すが‥‥。
ほか、ゼミ合宿の裏側で起きていた、沙絵、そして難波のお話や、
イギリス時代の渉と高槻の
「妖精を閉じ込めた箱」についての切ない秘密、
佐々倉の誕生日祝いなど、
謎と思い出がいっぱいの番外編!

【著者紹介】
澤村御影 : 神奈川県横浜市出身。女性。2016年に第2回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》を受賞した『憧れの作家は人間じゃありませんでした』でデビュー。同作はシリーズ化され、全4巻で完結(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちょろこ

    せつないB面の一冊。沙絵さんと難波君の章がいい。前回のゼミ合宿がA面ならこちらはB面、氷室冴子さんのなぎさボーイ、多恵子ガールのよう。あの時の心情を重ね合わせると二重に沁みる。沙絵さんの明るさの裏側を知るとせつない。難波君は本当に尚哉のことを気にかけてくれてる、今回も親友の証を見せてくれてますます良きボーイ。健ちゃんのバースデーもうるっときた。ここにも思い出という、きちんとアキラ先生を繋ぎ止めてくれる太い糸があることを感じ涙。久々の渉おじさんもやっぱり素敵。11巻のあの時、12巻へと逸る気持ち、実に巧い。

  • mariya926

    数少ないシリーズで楽しんでいる本です。誕生日は生まれてきてくれた日を感謝する日っていうのは、いいですね。細かい部分も細くされつつ、人魚については、どこかで読んだことがある気がしました。

  • はにこ

    美術部の金曜の幽霊、本編の樹海の話、高槻がロンドンにいたころのお話。沙絵や難波、渉などの目線で描かれていて、スピンオフっぽくてよい。不死身の沙絵さん、切ないねぇ。そんな悲しい定めながらも人間好きなの素敵だよ。今後、他シリーズの人々がもっと出てきそうな予感だねぇ。

  • ひさか

    2025年3月角川文庫刊。14作目。書き下ろし。美術準備室の女、山の向こう、俺の友達の地味メガネくん3、妖精の小箱、誕生日を祝おう、の5つの連作短編。山の向こう、俺の友達の地味メガネくん3は前回の話の別視点の話で、損したような気がする(紗絵の秘密のいくつかがわかったからそうでもないか…)。総じて、進展の要素はゼロ。異捜の山路は、かなりの理由ありなのだろう。気になる。

  • ぽんすけ

    EXは本編に結構リンクしているし、本編もいくつかの短話で構成される形だから別にスピンオフ扱いしなくてもいいんじゃないかとも思ったり。中身に関しては最初の美術準備室の女がすごく良かったな。時を超えて残る想いって強いよね。教師と生徒という決して越えられない立場はあったけど、繋がってた感情が確かにあったと伝わってくる気がしてとても素敵だった。そして2話目の山の向こう、沙絵さんの語りだから明るいテンションなのに、書かれている内容も沙絵さんの心の奥底の声も悲しくてしかたなかった。彼女に真の安らぎが訪れますように。

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