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邪教の子

澤村伊智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163914169
ISBN 10 : 4163914161
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan

Content Description

わたしたちは知らなかった。間もなく或る家族が越してくること。そして彼らによって、わたしたちの幸福な日常が脅かされることを。新興宗教にハマった家族から囚われの少女を救い出すのは―?平凡なニュータウンで起きる異常な事件。

【著者紹介】
澤村伊智 : 1979年大阪府生まれ。2015年『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトル「ぼぎわん」から改題)で第二二回日本ホラー小説大賞“大賞”を受賞しデビュー。19年「学校は死の匂い」で第七二回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    澤村 伊智は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。前半は良かったと思いますが、後半はモヤモヤした感じで終了でした。最近あまりカルトの報道がされませんが、コロナで不安な状況下、凄いカルトが深更していたりして。 https://books.bunshun.jp/articles/-/6557?ud_book

  • のぶ

    新興宗教を扱った小説で、二部構成になっている。前半部はどこにでもある平凡なニュータウンにカルト教団の信者の家族が引っ越してくるところから始まる。その中に飯田茜という少女がいて、歩くことができず車椅子生活で、どうも虐待を受けているらしい。主人公の慧斗は、茜の現状を見かねて救出に乗り出す。その救出が一段落したところで前半部は終わる。そして後半で新たな物語が展開されるのだが、ここから先は何を書いてもネタバレになりそうなので内容に触れるのは控える。先の読めない展開と前半と後半のギャップが面白かった。

  • モルク

    前半は、新興宗教に洗脳された母から、学校へも行かず世間から隔離された車椅子の少女茜を救い出そうとする慧斗ら小学生3人組。慧斗の向こう見ずな正義感にドキドキしながら、ある種の違和感は感じていた。そして後半は…。もとは地域の信心だった「大地の力」が、人を、家族を巻き込んでいく。テレビの製作をしている矢口が、その内部に切り込んでいくが、考えもしなかった展開を見せる。邪教の子とはあなただったの?ホラーではないが、新興宗教という不穏ものにゾクゾクした。

  • nobby

    いわゆる澤村さん醍醐味のホラーではないと知って読めば軒並み満足ながら、「はは……はははは……」と皮肉な笑いで締められるのはちょっと残念…前半で繰り広げられるのは、少年少女達によるシンコーシューキョーからの車椅子少女奪還作戦!ただ、これがどうにも怪しさ満載で違和感だらけ…そして唐突に大地の力なる摩訶不思議な事態を目にして迎えるのは何とエピローグ…実はそこから始まる第二部としての検証が真骨頂。ニュータウンという古き限られた地域内でのカルト集団の正体が徐々に明かされていくのにゾクゾク!『邪教の子』の真意は秀逸♬

  • しんたろー

    2部構成のサスペンスミステリ…新興宗教に嵌った家の不幸な娘を救出しようとする少女&友人たちが活躍する第一部、それから十数年後にその街を取材するテレビディレクターが巻き込まれる恐ろしい陰謀の第二部…新興宗教を題材にして「家族の在り方」をテーマにしていて考えさせられる部分はあるし、人心の闇を抉ってくるのも澤村さんらしい。第一部が第二部の伏線になっているのも面白かった。残念なのは、途中からカラクリが透けて見えてしまう事と終盤のドンデン返しが強引に感じてしまう事…20頁ほど加筆されれば素直に驚けたかも知れない?!

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